未経験からエンジニアへ!初年度年収と3年後・5年後のキャリアプラン

『手に職をつけたい』『将来性のある仕事を選びたい』と考える中で、エンジニアという職種に興味を持ったことはありませんか? 現在、IT業界ではエンジニアの需要が急増しており、未経験者でも挑戦しやすい環境が整いつつあります。この記事では、未経験からエンジニアへ転職する際に知っておきたい年収やキャリアの実情、成功へのポイントプのためにすべきことについても紹介しますので、エンジニアへの転職をお考えの方はぜひ参考にしてください。
未経験エンジニアがスタート時に期待できる年収240〜350万円が相場

未経験からエンジニアに転職した場合の初年度の一般的な年収は、おおよそ240〜350万円程度で、エンジニア全体の平均年収(450~500万円程度)に比べると低めです。年齢的な要因もありますが、スキルや実績の不足が年収にも反映されていることがわかります。
ただし、業界や企業規模、地域によって年収には差が出る傾向があります。例えば、東京や大阪などの大都市圏は地方に比べて生活コストが高い分、年収水準も地方より高めに設定されるケースが多いです。
また、ベンチャー企業では成果主義が強く、初年度は低めでも将来大幅な年収アップが見込める場合があります。一方、大手企業やSIerは安定した給与体系が特徴ですが、上昇幅は緩やかな傾向にあります。
エンジニアとして成長するにつれて年収がどのように上がるか

エンジニアは、プログラミングスキルや実務経験を積むことで、年収の大幅な上昇が期待できます。特に、フロントエンド開発やバックエンド開発といった特定分野に特化してスキルを深めると、市場価値が高まりやすくなります。また、業務内容がより複雑で高度になるほど社内での評価も上がり、年収が増加する傾向にあります。
3年目の年収イメージ
エンジニアは、スタートから3年程度で一人前と認められるようになります。エンジニアとしての経験を積んで実務スキルも向上するため、平均年収は400~500万円程度に上がります。
仕様設計やコーディングなどの業務をひとりでこなせるようになるほか、システム設計やプロジェクトのリーダーに抜擢されるなどワンランク上の仕事を任せられることも増えます。また、新人を指導する立場になることもあります。
5年目の年収イメージ
エンジニア5年目になると、ベテランとみなされることも多くなります。これまでの経験やスキルが認められ、500~700万円程度の年収が期待できます。
エンジニアとしての実力が安定し、システム全体を設計・開発するスキルや、データベースの設計など、より高度な技術が求められるようになります。また、プロジェクトの進行管理やチームメンバーのリードなど、マネジメント能力を求められる業務も増加します。
実際のエンジニアの年収推移のモデルケース

エンジニアとひとことでいってもさまざまな職種があり、キャリアの選択によって年収に差が生じます。ここでは、文系大学卒で未経験からエンジニアに転職したケースをもとに、年収の推移や業務内容の例を紹介します。
■ 1年目:年収300~350万円
HTML、CSS、JavaScriptの基礎を学ぶとともに、CMSやUI/UXの知識を身につけて、Webサイトの制作や簡単なフロントエンドの開発業務を担当する。
■ 3年目:年収400~500万円
システム全体の最適化や効率的な運用に興味を持ち、バックエンド開発に転向。Ruby on RailsやNode.js、SQLなどの技術を学び、APIの設計やデータベース構築を担当する。
このように3年目以降、年収やキャリアを加速させるためには、適切なキャリア設計が欠かせません。未経験からスムーズにエンジニアとしてのキャリアを築きたい方は、Unitas(ユニタス)での無料カウンセリングを活用するのがおすすめです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたに合った転職プランを提案します。
■ 5年目:年収500〜700万円
エンジニアとしての業務だけでなくマネジメント業務が増加。プロジェクト進行管理を担当してリーダーとしての役割を果たすとともに、後輩の指導にもあたる。
年収をアップさせるためにすること5選

エンジニアは年齢や勤続年数ではなく仕事の成果や成績で評価されることが多く、昇給や昇進には計画的なスキル習得や戦略的な行動が求められます。ここでは、年収アップに有効な5つの取り組みを紹介します。
1.専門的な技術を深める
エンジニアとしての市場価値を高めるには、特定分野の専門性を磨き、ほかのエンジニアとの差別化を図ることが大切です。特にAI、クラウド技術、セキュリティー、データベース設計や運用などの分野は需要が高く、今後も成長が期待されるため、高い専門性を身につけることで高収入を得やすくなります。
2.マネジメントスキルを身につける
マネジメントスキルの習得は、チームリーダーやプロジェクトリーダーへのキャリアアップを目指すうえで大きな武器になります。また、プロジェクトの進行管理やチームの成果を引き出す役割を担うことで、組織内での評価が上がり報酬に反映されやすくなります。
3.フリーランスや副業で経験を積む
副業や兼業な会社にお勤めの方は、フリーランスとしての活動や副業で収入源を複数確保するのは有効な方法です。新しい技術に触れたり実務経験を増やすことができ、本業にも良い影響を与えるでしょう。
例えば、個人でアプリを開発したり、スタートアップのプロジェクトに参加することで、自分の市場価値を高めることができます。
4.資格や認定を取得する
資格取得は単なる知識の証明にとどまらず、年収アップへの交渉材料にもなります。特にAWS、Azure、Google Cloudなどのクラウド関連資格や、CISSP、CompTIA Security+などの情報セキュリティ資格は需要が高く、自分の市場価値を上げるために役立ちます。
また、プロジェクトマネージャーへのキャリアアップを目指し、プロジェクトマネジメント資格(PMP)を取得するのもおすすめです。
5.ネットワークを広げる
勉強会やカンファレンス、オンラインコミュニティに参加することで、同業のエンジニアやプロジェクト担当者との交流が深まり、新たな案件獲得の可能性が広がります。また、業界の最新情報やトレンドを得られ、社内での評価向上につながります。
転職で年収アップを目指す場合も、人脈は重要です。同業他社のエンジニアや採用担当者とのつながりを通じて求人情報を得て、新たなキャリアの扉が開くこともあります。
転職やキャリアチェンジによる年収アップも

エンジニアとしてのキャリアアップは、社内での昇進だけに限りません。スキルを生かして転職することで、年収の大幅アップにつながるケースも多く見られます。特にAI、クラウド、セキュリティ、データ分析といった分野は需要が高いため、これらの技術習得は転職市場での価値向上に役立ちます。
また、企業選びも重要なポイントです。スタートアップや外資系企業は、新技術を活用したプロジェクトに積極的で、高収入のポジションが期待できます。一方、大手企業では安定性が高く、スキルアップとともに長期的なキャリア形成が可能です。
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おわりに
未経験からエンジニアへ転職する場合、初年度の年収は一般的に240〜350万円程度とされています。その後、実務経験を積みスキルアップを図ることで、3年後には400〜500万円、5年後には500〜700万円と、日本の平均年収を上回ることが期待できます。特に、クラウド、AI、データ解析など需要の高い分野のスキルを習得したり、マネジメント能力を高めることで、さらなる高収入を目指すことも可能です。
エンジニアは、努力が年収やキャリアアップに直結しやすい職業です。計画的にスキルを磨けば、未経験からのスタートでも大幅な年収アップを実現できるチャンスがあります。「文系だから」「未経験だから」などの理由であきらめず、一歩前に踏み出すあなたを、ユニタスは全力で応援します。