4月入社を目指す未経験・キャリアチェンジ向け!なぜエンジニア転職は「職務経歴書」で落ちるのか?通過率を変える書き方
4月入社を目指してエンジニア転職を進めているものの、「なかなか書類選考が通らない」と焦りを感じている人も多いでしょう。
エンジニア未経験・キャリアチェンジの場合、書類選考で落ちる原因はスキル不足そのものではないケースが少なくありません。特にエンジニア転職では、採用担当が見るポイントや評価軸がほかの職種とは異なる部分もあるため、“職務経歴書の書き方の型”を知らないだけで不利になることもあります。つまり、実務経験がないからこそ、何をどう伝えるか、どんな構成でまとめるかが重要になるのです。
未経験・キャリアチェンジほど、職務経歴書の構成力やストーリー性が、そのまま評価を左右します。この記事では、採用担当が「会ってみたい」と感じる、評価される職務経歴書の具体ルールを、未経験者向けにわかりやすく解説します。
職務経歴書で見られているポイント

エンジニア採用において、職務経歴書で見られているのは「何をやったか」という結果そのものだけではありません。特に未経験・キャリアチェンジの場合、企業が重視しているのは、どのように考え、どんな工夫をして行動してきたかというプロセスです。スキルや経験が十分でないこと自体は、必ずしもマイナス評価にはなりません。
まず履歴書は、学歴や職歴などの事実確認に加え、最低限の人物像を把握するための資料です。一方で職務経歴書は、仕事への向き合い方や成長の仕方、課題に対する思考のクセなどを読み取るためのもの。いわば「この人は入社後、伸びるかどうか」を判断する材料になります。
また、面接官が職務経歴書にかけられる時間は意外と短く、最初の3〜5分で全体像を把握しようとしているのが実情です。その限られた時間の中で、考え方や再現性、成長意欲が伝わらなければ、どれだけ内容を書いていても評価にはつながりません。だからこそ、未経験者ほど「伝え方」と「構成」が、職務経歴書の通過率を大きく左右するのです。

【職務要約】3〜5行で端的にまとめる
※この章のポイント
未経験でも評価されるのは、業務のレベルではなく“整理力と再現性”です。
「職務要約」は、職務経歴書の中でも最初に読まれ、続きを読むかどうかを判断される最重要パートです。採用担当者や面接官は、限られた時間の中で多くの応募書類を確認しており、まずこの職務要約を見て「この人の経歴をもう少し詳しく読もうかどうか」を判断します。ここで要点がつかめなかったり、話の軸が見えなかったりすると、その時点で評価が止まってしまうことも珍しくありません。
未経験・キャリアチェンジの場合、職務要約に盛り込むべき内容は明確です。まずは最終学歴とこれまで勤務してきた会社名を簡潔に記載し、次にどのような仕事を担当してきたのかを一言で整理します。ここでは詳細を書く必要はなく、「営業職」「事務職」「販売職」など、職種と役割が伝われば十分です。
その上で必ず入れたいのが、なぜIT・エンジニアにキャリアチェンジしようと考えたのかというきっかけです。前職の経験と、エンジニアを目指す理由がつながっていると、読み手はその後の経歴も理解しやすくなります。
さらに+αとして、現在どのような学習を行い、何ができるようになったのかを端的に補足できると評価は大きく上がります。たとえば「Pythonを用いた簡単なWebアプリの作成経験」や「業務改善を目的としたツール開発」など、具体性を持たせるのがポイントです。3〜5行という限られた枠だからこそ、情報を詰め込みすぎず、「この人は考えて準備している」と伝わる要約を意識しましょう。

< 理系出身者はここも評価される! >
理系出身者の場合、学部・専攻・研究内容は必ず記載しておきましょう。
たとえエンジニア実務の経験がなくても、研究活動を通じて培った論理的思考力や、仮説を立てて検証する力は、エンジニア職と非常に相性が良いと評価されます。
特に「課題設定→検証→改善」という思考プロセスを経験している点は、未経験でもポテンシャルを判断する重要な材料になります。研究内容は専門的に書きすぎる必要はなく、どのような考え方で取り組んだかが伝わる表現を意識するのがポイントです。
【職務経歴】「会社情報 → 業務 → 実績」の順で書く
「職務経歴」では、いきなり業務内容や成果から書き始めてしまう人が少なくありません。しかし未経験・キャリアチェンジの場合、まず重要になるのは「どんな環境で、どんな立場で働いていたのか」を正しく伝えることです。会社情報はアピールポイントではなく前提条件として見られているため、ここが抜けていると「情報不足」と判断されやすくなります。
会社情報として必ず記載すべきなのは、会社名・資本金・従業員数・設立年・事業内容の5点です。これらを明記することで、採用担当は企業規模や事業フェーズを把握でき、その上で業務内容や実績を評価することができます。特に中小企業やベンチャー企業の場合、業務の幅や裁量の大きさを理解してもらうためにも欠かせません。
そのうえで、具体的な担当業務を整理し、最後に実績・成果を記載します。実績は必ずしも華やかな数字である必要はなく、改善したプロセスや工夫した点などでも問題ありません。重要なのは、「どんな環境で、何を任され、どう行動したか」が順序立てて伝わることです。この構成を守るだけで、職務経歴書全体の読みやすさと評価の安定感は大きく変わります。
ここまでの内容を、図で整理すると次のようになります。

【業務内容】一覧形式で整理する
ここでは、未経験からエンジニアを目指す場合でも評価されやすい書き方の具体例を解説していきます。
< 構成の基本 >
職務経歴書の業務内容は、未経験からエンジニアを目指す場合でも評価の分かれ目になりやすいパートです。ここで重要なのは、業務のレベルの高さよりも、「読み手に配慮した整理ができているか」。実はこの読みやすさそのものが、“他職種に配慮できるエンジニアかどうか”の評価につながっています。
基本となる構成はシンプルです。「期間 → 業務内容 → 主な業務内容 → 主な実績」の順で整理しましょう。まず「いつからいつまで担当していたのか」を明確にし、その上で全体像となる業務内容を書きます。
次に主な業務内容を箇条書きで列挙し、最後にその中で得られた実績や工夫した点を補足します。この流れを守るだけで、面接官は3〜5分で業務の全体像を把握できます。
書き方のコツとして、長文での説明を避けることがあります。文章でだらだら説明すると、要点が伝わらず「整理力が弱い」という印象を与えてしまいます。業務内容は必ず箇条書きにし、一目で役割がわかるようにしましょう。
また、「◯◯を担当しました」で終わらせるのはNGです。何を目的に、どんな工夫をし、どんな結果につながったのかを一言添えるだけで、評価は大きく変わります。
たとえば事務職や販売職でも、「データ管理」「業務フロー改善」「顧客対応の仕組み化」など、エンジニアにつながる要素は多くあります。未経験だからといって遠慮せず、考えて行動したポイントを意識して整理することが重要です。
業務内容は「実績を書くための前段」ではなく、思考や行動の再現性を伝えるための材料です。構成と書き方を意識することで、未経験でも十分に評価される職務経歴書になります。
【実績】「課題 → 行動 → 結果」で書く
未経験・キャリアチェンジの場合、「実績がないから書けない」と感じる人も少なくないでしょう。しかし、エンジニア転職で評価されるのは、華やかな成果よりも課題に対してどう考え、どう行動したかというプロセスです。未経験であっても、「考えて行動した経験」は十分にアピール材料になります。
実績を書く際は、必ず「課題 → 行動 → 結果」の順で整理しましょう。まず、業務の中でどのような課題があったのかを明確にします。次に、その課題に対して自分が何を考え、どんな工夫や改善を行ったのかを具体的に記載します。そして最後に、その行動によってどのような結果が得られたのかを示すという流れです。この型を守ることで、面接官は行動の再現性をイメージしやすくなります。
さらに評価を高めるためには、数字で表せる成果を積極的に入れることが重要です。たとえば「作業時間を短縮した」「ミスを減らした」といった表現だけでなく、「作業時間を20%削減」「月間の確認工数を10時間削減」など、改善率・増加率・変化がわかる形にすると説得力が一気に増します。数字がない場合でも、「Before/After」が伝わる表現を意識するだけで、実績の評価は大きく変わります。
【資格】「応募企業に関係するものだけ」でOK
職務経歴書の資格欄は、たくさん書けば評価が上がるというものではありません。応募企業や職種に関係する資格のみを記載するとよいでしょう。エンジニア転職に直接関係のない資格を無理に並べても、評価につながらないどころか、軸がぶれて見えてしまうこともあります。
また、資格を記載する際は、取得年月日を必ずセットで書くことが重要です。学習時期が明確になることで、現在どのフェーズにいるのかが伝わりやすくなります。
エンジニア転職では、ITパスポートや基本情報技術者試験などのIT系国家資格、使用言語や業務理解につながる資格は評価されやすい傾向があります。加えて、英語などの語学資格も、業務レベルが具体的に示せる場合はプラス評価につながります。

【自己学習】「期間・言語・できること」をセットで書く
未経験・キャリアチェンジのエンジニア転職では、自己学習の書き方がそのまま評価に直結します。ただ「勉強しました」と書くだけでは、面接官には学習の深さや再現性が伝わりません。重要なのは、どれくらいの期間、何を学び、その結果何ができるようになったのかをセットで示すことです。
まず必ず書くべきなのが学習期間です。「ネットワーク:6か月」「Python:3か月」など、期間を明記することで、学習量や継続力が客観的に伝わります。次に、学習した言語・技術を具体的に記載します。Linux、Python、Gitなど、エンジニアとして基礎となる技術は、独学であっても十分評価対象になります。
さらに重要なのが、「その技術で何ができるか」を書くことです。たとえばネットワークであれば、OSI参照モデルの理解、TCP/IPの基礎、簡単なネットワーク構成図の作成など、「理解した内容」と「扱ったツール」をセットで書くと説得力が増します。Pythonであれば、データ処理の自動化や簡単なスクリプト作成、Gitであればチーム開発を想定したバージョン管理の経験など、理解→実践まで踏み込んで記載するのがポイントです。
自己学習欄は、「知識量」をアピールする場所ではありません。学んだことをどう使えるかを示すことで、「入社後も自走して成長できる人材」という評価につながります。

ITスクール経験は必ず記載する

未経験からエンジニア転職を目指す場合、ITスクールの受講経験は必ず職務経歴書に記載すべき重要な情報です。単に「スクールに通いました」と書くだけでは不十分で、どの程度本気で取り組んだのかが伝わる形に整理する必要があります。
スクール経験で書くべき内容は明確です。受講期間、学習した言語、具体的な学習内容、そして学習時間は必ずセットで記載しましょう。たとえば「6か月間、平日夜と休日を使って学習」「総学習時間〇〇時間」など、時間の投下量を数字で示すと説得力が高まります。
評価されるポイントは、「スクールに通ったこと」そのものではなく、どれだけ時間を投下し、何を身につけたかです。加えて、課題制作やポートフォリオ作成を通じて、調べながら手を動かしてきた経験が伝わると、「自走力がありそうか」という視点でプラス評価につながります。スクール経験は、未経験でも本気度と成長意欲を示せる貴重な材料です。

よくあるNG例

未経験・キャリアチェンジの職務経歴書で多いのが、内容以前に「伝わらない書き方」になっているケースです。たとえば職務要約が長すぎると、要点がぼやけてしまい、読み手は全体像をつかめません。職務要約は3〜5行で十分です。
また、技術名や資格をただ羅列するだけの書き方もNGです。何を理解し、何ができるのかが見えなければ評価にはつながりません。実績欄で「大変でした」「やりがいがありました」といった感想文になってしまうのも典型的な失敗例です。
自己学習についても、「勉強中」「独学しています」といった曖昧な表現では、学習量や本気度が伝わりません。期間・内容・成果を具体化することで、はじめて評価対象になります。書類で落ちる多くの理由は、スキル不足ではなく書き方のミスなのです。
職務経歴書は「未来を説明する資料」

職務経歴書は、正解を書けば評価されるテストのような書類ではありません。過去の経歴を並べることが目的でもなく、これまでの経験を通じて、入社後にどう成長し、どう活躍していけそうかを伝える資料です。だからこそ、実務経験の有無だけで合否が決まるわけではありません。
大切なのは、自分の経験や学習内容を、採用担当に伝わる形で整理できているかです。考え方や行動のプロセスが読み取れれば、未経験でも「この人なら育つ」と判断されます。特別な実績がなくても、型に沿って構成し、要点を押さえて書くだけで評価は大きく変わります。職務経歴書は、過去を説明する書類ではなく、あなたの未来を説明するための資料なのです。実際、書類が通らない原因が「書き方」だったと気づく人は少なくありません。
詳しく職務経歴書の書き方を知りたい人はこちらも合わせて確認してみてください。
書類で悩んだら、ひとりで抱え込まずUnitas(ユニタス)へ

ここまで読んで、「自分の職務経歴書、この内容で本当に大丈夫だろうか…」と不安を感じた方も多いのではないでしょうか。未経験・キャリアチェンジのエンジニア転職では、少しの書き方の違いが通過率を大きく左右します。だからこそ、自己流で悩み続けるよりも、早い段階で第三者の視点を入れることが近道になるケースは少なくありません。
Unitas(ユニタス)では、未経験エンジニア転職に特化し、職務経歴書の添削や内容の壁打ちを通じて、「何をどう書けば評価されるのか」を一緒に整理することができます。テンプレートを渡して終わりではなく、あなたの経験や状況に合わせて言語化をサポートすることができます。
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