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子育てしながらのキャリアチェンジ 30代後半未経験からエンジニアへ転職した女性の挑戦

子育てしながらのキャリアチェンジ 30代後半未経験からエンジニアへ転職した女性の挑戦

「未経験」「30代後半」「子育て中」という3つの不利な条件が揃ったら、転職は無理だと考える方も多いのではないでしょうか。でも、あきらめることなくチャレンジして、高いハードルを軽やかに飛び越えてみせた方もいます。今回は、子育てと並行してプログラミングを学び、家族の協力を得て、転職活動を続けた結果、ついに希望の企業から内定をもらうことができたMさんにインタビュー。これからエンジニアとしてスタートを切る彼女に、転職活動での苦労や成功の秘訣、エンジニアにかける想いについて話を聞きました。

<Mさんプロフィール>

関西在住の37歳女性。広告媒体会社(3年)、イベント会社(5年)で企画・営業を中心にキャリアを積む。出産を機に退職後、2人の子育てをしながら、半年間プログラミングスクールに通う。ユニタスで転職活動を行い、エンジニアとしてキャリアチェンジに成功。

将来性があるエンジニアへの転職を決意

ー営業職から、未経験で エンジニアに挑戦しようと思った理由について教えてください。

出産前は、イベント会社で商業施設や広告代理店向けに企画や営業を担当していましたが、出産を機に退職してしまいました。仕事自体はとても楽しく、やりがいも感じていましたが、クライアントからの電話にすぐ対応しなければならなかったり、土日出勤が多かったため、子育てとの両立を考えると、続けるのは難しいなと感じたからです。

子育てがひと段落したので、派遣としてカスタマーセンターの受付の仕事をはじめましたが、専門性をもって、しっかりとキャリアにつながる仕事がしたいと思うようになりました。いろいろと業界を研究する中で、将来性が高いIT業界を目指すことを決めて、プログラミングスクールに申し込みをしました。

ーなぜ、Pythonを勉強したのですか。

IT業界自体が全くの未経験だったため、どこから手をつければよいのか分からない状態でした。そこで、まずはインフラの知識を学ぶことで、IT業界全体の流れを把握できるのではないかと思って、インフラを中心に学習を始めました。

AWSなどを学びながらも、インフラエンジニアとして働くにはプログラミング言語を使う機会があることに気付いて、Pythonを習得することに決めました。

家族の協力のもと、半年間プログラミングを学ぶ

ーお仕事をしながら、さらに小さいお子さんもいる中、勉強するのは大変だったと思います。どのように勉強をされたのですか?

子育てしながら、派遣として働きながらでしたので、主に早朝や夜、週末に勉強していました。週に一回はオンラインでコーチの方とネットで繋いで1時間ぐらい授業を受ける生活を半年間続けました。

子供を夫に見てもらいながら、なんとか時間を見つけて勉強していたような状態でした。家族の協力がないと、絶対できなかったと思います。

夫は全面的に協力してくれましたが、一人で二人同時にみるのは初めてのことだったので、思った以上に大変そうでした。上の男の子が小学一年生で、下の女の子は3歳で保育園に行ってます。長男は小学校に入ったばかりで、元気いっぱいで生意気ざかりです。

でもこの機会に、夫には一人で子供二人を見ないといけない大変さがわかってもらえて、よかったかなと思います。私が二人の世話をしているのを見ていましたが、いざ自分がやってみると、大変さがより骨身に染みたのではないでしょうか。

この期間は忙しかったと思いますけど、家族で協力し合って、いろんな意味でいい期間だったと感じています。

3月から9月まで半年間のスクール講習を卒業して、10月から転職活動を始めました。

想像以上に辛かった転職活動の日々

ーどのように転職活動をされましたか?

最初は大手の転職エージェントに登録して転職活動を始めました。エージェントを通じて、200社近く履歴書を送りましたが、面接に進むこと自体がほとんどありませんでした。

この年齢で未経験からエンジニアに転職するのは想像以上に壁が高かったことを実感しました。転職活動は約3ヶ月ほど続きましたが、勉強していた時期よりもずっと長く感じましたし、精神的にも辛かったです。

履歴書を送っても良い反応がなく、そのエージェントは辛くなってやめました。そして、転職先を自分で探しはじめたのですが、それもなかなかうまくいきませんでした。

せっかく家族に協力してもらい、頑張って勉強してきたのに、それが役に立たないのかと失望して、何度も諦めようと思いました。

本当にもう諦めようと思った時に、偶然ユニタスのサイトを見つけて登録したところ、すぐに担当の方から連絡があり、良い会社を紹介して進めてもらえました。

営業経験で培ったコミュニケーション能力をアピール

ー面接の時には、どのようなことを質問されましたか?

面接では、これまでのキャリアや経験に関する質問が多かったです。特に、仕事で困難に直面した際、どのようにそれを乗り越えたのかについてよく聞かれました。

マインド面に関しては、どの業界でも重要なポイントだと理解していたので、自分なりの経験を活かして答えました。ただ、IT業界での実務経験が全くなかったことで、うまくお話しできなかった部分もあったかと思います。

ーどのようなことをアピールされましたか?

ITの知識と経験がない分、長年の営業経験を通じて培ったコミュニケーション能力を、何とかアピールしようと心掛けました。

スキルが身につくまで難しい部分もあると思いますが、将来的には、クライアントの求めているサービスやシステムをヒアリングし、それをシステムに反映させる部分で、営業経験が活かせると面接で伝え続けました。

面接官に、どれくらい響いたかはわかりませんが、常にその点をアピールしました。自分の強みとその業界を関連付けて、PRできたのは自分なりにはよかったと思います。

未経験エンジニアの転職に強いユニタスとの出会い

ーユニタスにはサイトから登録をされましたが、どのように知ったのですか。

「エンジニア・30代未経験」などのキーワードで検索していたら、偶然ユニタスのサイトにたどり着きました。「30代で転職できました」という体験談を読んで、半信半疑でしたが、藁にもすがるような気持ちで登録しました。すると、すぐに候補先を紹介していただきました。

最初に紹介された企業とはご縁がなかったのですが、その日のうちに新たな提案をいただき、最終的にその会社から内定をもらえて、転職が決まりました。ユニタスにお願いしてからあっという間に決まって、本当に嬉しかったです。

ユニタスとの出会いは、最初から知っていたわけではなく、まったくの偶然でしたが、出会えて心から良かったと感じています。

やっと転職先が決まって、いまはとにかくホッとしています。実際に働きはじめてみると、ワクワクする気持ちも出てくるかなと思いますが、今はとにかく良かったなっていう気持ちでいっぱいです。

良い結果が出ると信じ続けることが大切

 ーこれから本格的に、エンジニアとしてのスタートになりますが、今後のキャリアプランはありますか。

今は未経験を脱出したいというのが一番の目標です。この1年は、できれば下流工程を一人でこなせるように、そこを目指してスキルを積んでいきたいと思っています。

先ほどもお話ししましたが、前職で営業を長く経験しているので、その経験をいかしたいという気持ちもあります。5年以内には上流工程に進んで、クライアントさんと直接やり取りをしながら、ご要望に応じたシステムを作れるエンジニアを目指していきたいと考えています。

ー明確なキャリアビジョンをお持ちなのですね。

年を重ねるごとに、ふと立ち止まって「未来はどうなっているんだろう?」とか、「3年後、5年後にどうなりたいのか」と考えることが増えてきました。転職というのは、自分の将来を考える良いきっかけになります。

もしこのきっかけがなかったら、勉強や新しい挑戦をすることもなかったと思います。転職活動で何回も落とされて、今までこんなに落とされた転職活動はなかったので、この経験で少し強くなれた気がします。

ー最後に、30代で新しいことにチャレンジしたいと考えている方や、子育てをしながら勉強している方へ一言お願いします。

30代後半で未経験からの転職は、本当に大変でした。不採用のメールを受け取るたびに、心が折れそうになり、何度も「もう諦めようかな」と思いました。「今の仕事を続けた方が楽かもしれない」とも悩みました。

それでも、諦めずに毎日求人を見て、応募を続けて、必ず良い結果が訪れると信じていました。

これから転職を目指す方々にも、諦めずに頑張ってほしいと思います。どんなに辛くても、続ければ必ず道は開けると心から感じています。

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