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文系・未経験でもエンジニアになれる!学び方・転職方法・ブラック企業の見極め方

文系・未経験でもエンジニアになれる!学び方・転職方法・ブラック企業の見極め方

DX推進やAI・IoTといった技術の普及を背景にIT業界の人材需要は年々大きくなっています。こうした状況下、文系出身者がエンジニア職に挑戦するケースも増えています。

しかし、「理系じゃないと無理なのでは?」「ブラック企業に入ってしまったら…」といった不安があり、なかなかエンジニア職への第一歩を踏み出すことが出来ないという人も多いでしょう。ただ実際には文系出身でもエンジニアとして活躍している人が多数います。

この記事では、文系出身者でも未経験からエンジニアとして転職し、活躍できる理由と、実際の転職活動において「ブラック企業」を見極める実践的な方法を、わかりやすく解説します。

文系出身でもエンジニアになれる理由

「エンジニア=理系出身」というイメージは根強いものの、実際のIT業界では文系出身のエンジニアも数多く活躍しています。その背景には、業界全体における深刻な人材不足と、それに伴うポテンシャル採用の拡大があります。

企業側も「経験者しか採らない」という姿勢から、「未経験でも学び続ける意欲がある人材を育てよう」という方向にシフトしており、文系出身者にも門戸が開かれているのが現状です。実際、あるIT企業が行った調査によると新卒のITエンジニア就職者のうち、理系学部出身者が占める比率は年々低下しており、2023年には4割以下となっているほどです。

また、ITスキルは座学や業務経験を通して後から習得できるものであり、最初から理系的な素養が必要というわけではありません。むしろ大切なのは、変化の早い業界に適応し、常に学び続ける姿勢です。実際の現場でも「知識よりも行動力」「完璧よりも試行錯誤」といった価値観が重視されており、こうした姿勢がある人は文系・理系を問わず歓迎されます。

さらに、現在はオンライン学習やプログラミングスクールなど、未経験からでも基礎を固めやすい学習環境が整っています。自治体や企業によるリスキリング支援も増えており、社会人がキャリアチェンジしやすい状況が実現しつつあります。

このように、文系出身であっても、正しい学習環境と姿勢があれば、エンジニアとしてのキャリアを築くことは十分に可能です。大切なのは、「自分には無理」と決めつけず、まずは一歩を踏み出すことだと言えます。

文系出身だからこその強みと弱み

文系からエンジニア職を目指すことは可能ですが、キャリアを築いていく上では文系ならではの強みや弱みを理解しておくことが重要です。

以下では、文系出身者に見られることが多い強みと弱みについて解説していきます。

文系出身者の強み

IT業界において、「文系=不利」と感じる人は少なくありません。しかし、実際には文系出身者ならではの強みが数多く存在し、現場で高く評価されるケースも珍しくありません。

文系出身者の代表的な強みの一つが「言語化能力」です。仕様書や設計ドキュメントの作成、チーム内での情報共有、クライアントとのすり合わせなど、文章ベースでのやり取りが多いITの現場において、明確かつ分かりやすく情報を伝えられるスキルは非常に重要です。特に、NotionやSlackといったツールを用いたテキストコミュニケーションでは、文系の強みが発揮されやすいでしょう。

さらに、コミュニケーション能力の高さも文系出身者ならではの武器といえます。ITプロジェクトはチームで進行することがほとんどであり、関係者との円滑なやり取りや、顧客の要望を正しく引き出す力が求められます。こうした場面で、文系出身者の柔軟な対人スキルは強みとなるでしょう。

また、経済学部や法学部、文学部などで培われる「ビジネス全体を見る視点」も強みとなりえます。特に、クライアントビジネスの理解やサービス設計の場面では、技術だけでなく“なぜそれをつくるのか”という目的意識が求められます。

こうした場面において、文系ならではの社会制度やビジネスの知識を活かすことができます。また、そうした知識やビジネス感覚はユーザー視点を活かしたUI/UX改善などにも役立てることができるでしょう。

文系出身者の弱み

一方で、文系出身者には特有の弱みもあります。ただし、弱みを事前に理解して適切な準備を行うことが出来ればスムーズに業務に対応できるでしょう。

たとえば、文系出身者の多くはプログラミングやIT用語に対する心理的なハードルを感じやすく、「エラーでつまずく」「理屈がよくわからない」といった壁に直面することも少なくありません。特に最初は、理系的な思考や抽象的な概念に慣れるまでに時間がかかることがあります。

しかし、それは「センスがないから」というわけではなく、単に慣れていないことが理由です。プログラミングは基礎から一つひとつ丁寧に学んでいけば、確実に理解でき、知識を積み重ねることができる分野です。最近では文系向けの入門教材も豊富に揃っており、リスキリングの支援制度も充実してきているため、学習をすすめやすくなっています。

文系出身というバックグラウンドは、決して足かせではありません。むしろ、その特性を活かしながら、足りない部分を補っていく姿勢こそが、未経験からエンジニアになるための最も重要なポイントといえるでしょう。

文系でも学びやすいプログラミング言語3選

プログラミングを学ぶ上では「どの言語が自分に向いているのか?」と悩む前に、まずは実際に触れてみることが何より大切です。最初の一歩を踏み出すことで、コードを書く楽しさや達成感を体感でき、学びを継続するモチベーションにもつながります。

最近では、BubbleやGlideのような未経験者でも直感的にアプリ開発やデータ処理を体験できるノーコード/ローコードツールも登場し、プログラミングへの心理的ハードルを下げる手段として活用されています。

ここでは、文系出身者でも親しみやすく、学びやすいとされる代表的なプログラミング言語を3つ紹介します。

Python(パイソン)

Pythonは、初心者にとって最も学びやすい言語のひとつとして知られています。その理由は、文法が非常にシンプルで、まるで英語を読むかのような直感的な書き方ができる点にあります。たとえば、以下のコードで簡単にプログラムを実行できます。

print("Hello, world!")

これは、自身のPCに「Hello, world!」と表示させるPythonの基本的なコマンドです。

このように、「書いたコードがすぐに動く」という実感を得やすく、最初の学習段階でのつまずきを減らすことができます。PythonはAI開発、データ分析、Webアプリ制作など多岐にわたる分野で使われており、応用の幅も広いため、将来的にさまざまなキャリアに活かすことができる汎用性の高い言語といえます。

JavaScript(ジャバスクリプト)

JavaScriptは、Webサイトに動きを加えるための言語で、学習の過程で「目に見える成果」がすぐに得られる点が大きな特徴です。たとえば、ボタンをクリックすると表示が変わる、スクロールに合わせてアニメーションが動く、など、インタラクティブな要素を簡単に実装できます。

HTMLやCSSと組み合わせて学ぶことで、簡単なWebアプリやポートフォリオサイトの作成にも挑戦でき、「自分で何かを作れた!」という実感を得やすいことがポイントです。さらに、Reactなどのモダンなライブラリとも相性がよく、フロントエンドエンジニアとしてのキャリアを志す人にとっては、避けて通れない重要な言語の一つといえます。

Ruby(ルビー)

Rubyは、日本人エンジニアが開発した言語で、文法がやさしく、感覚的に書きやすいのが特徴です。日本語の解説書やチュートリアルが豊富にあるため、英語に苦手意識のある文系出身者でも取り組みやすいというメリットがあります。

特に注目したいのが、Ruby on RailsというWebアプリ開発用のフレームワークです。これを使えば、最短でログイン機能や記事投稿機能などを備えたWebサービスを作ることが可能で、「実際に使えるものを作る」という達成感を味わいやすくなります。

スタートアップ企業や小規模な開発現場でもよく使われており、実務に近い形で学べる点も魅力といえます。

文系でも無理なく始められる!プログラミングの学び方

文系出身がIT業界を目指す場合、プログラミング学習に抵抗なく取り組むことが出来るようになることが重要です。特に初学者にとっては、技術的な内容以前に「心理的な抵抗感」が大きな壁となることがあるからです。

しかし近年では、未経験者でも学びやすい学習環境や支援制度が整っており、文系出身者であっても無理なくプログラミングを習得できる時代になっています。

まずは無料教材で“触れてみる”

最初のステップとして推奨されるのが、無料教材を用いてプログラミングに“触れてみる”ことです。学習初期においては、完璧な理解を目指すよりも、コードを書くという行為自体に慣れることが重要です。

たとえば、Progateやドットインストールといった初心者向けのオンライン学習サイトは、視覚的なインターフェースを通じて直感的に操作ができるため、初めてプログラミングに触れる人にも取り組みやすくなっています。

手を動かしながら学ぶ

次に意識したいのが、実際に手を動かしながら学ぶ姿勢です。理論中心の学習に偏ると、モチベーションが保ちづらく、理解が進みにくくなることがありますが、自らコードを書き、動作を確認しながら学ぶことで、実践的な理解が深まります

最近では、ゲーム感覚で進められるクイズ形式の教材や、「1日1問」から着実に取り組めるトレーニングコンテンツも多く、継続的な学習を後押しする仕組みが整っています。

独学よりスクールがおすすめ

プログラミング知識は、独学での習得も可能ですが、質問やフィードバックを得られる環境を確保することが、学習継続の鍵となります。特に文系出身で技術的な背景がない人にとっては、理解が難しい部分に直面した際、気軽に相談できる環境があることが挫折の防止につながります。

最近では、文系社会人向けに設計されたプログラミングスクールも数多く存在し、ライフスタイルに合わせた柔軟な学習が可能となっています。

たとえば、「Unitas Dojo」は、完全未経験者を対象とした無料のプログラミングスクールで文系・理系を問わず幅広い受講者に対応しています。オンラインで全国から参加可能となっており、300時間に及ぶ体系的なカリキュラムと転職支援がセットになっている点も特徴です。コストを抑えながら本格的にスキルを身につけたい方にとって、有力な選択肢となるでしょう。

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文系が「働きやすい職場」を見極めるポイント

未経験からエンジニアを目指す文系出身者にとって、「どの企業に就職するか」はその後のキャリアに大きく影響します。

企業によって研修やサポート体制、社風が大きく異なるため、自分に合った環境を見極めることが重要です。ここでは、文系出身者が「働きやすい職場」を見極める際に注目すべきポイントを3つに分けて解説します。

社内の研修制度があるか

まず注目したいのが、社内の研修制度が整っているかどうかです。文系出身かつ未経験で入社する場合、入社直後の研修がその後の成長に大きく影響します。基礎的なプログラミングの習得や、開発の進め方、ツールの使い方などを学ぶ機会が用意されている企業は、未経験者の受け入れに慣れており、教育に投資する姿勢があると判断できます。

求人情報だけでは判断が難しい場合は、説明会や面接時に「入社後の研修内容や期間」について具体的に確認するとよいでしょう。

配属後のサポート体制があるか

次に確認したいのが、配属後のサポート体制があるかという点です。実務に入ってからは、現場でのフォローアップが欠かせません。たとえば、メンター制度が整っており、先輩社員が業務をサポートしてくれる仕組みがあるか、あるいはチームで開発を行う文化があるかどうかが重要です。

個人任せにするのではなく、チームで知識を共有しながら成長できる環境であれば、文系出身者でも安心してスキルを磨くことができる可能性が高いでしょう。

社風が自分にあっているか

企業の社風や人材育成への姿勢も確認すべきポイントの一つです。面接時のやり取りや社内の雰囲気から、「この会社は人を育てようとしているか」「自分に合った社内文化を持っているか」を感じ取ることが大切です。たとえば、話を丁寧に聞いてくれる、未経験者への理解がある、社員同士の関係性が穏やかであるなど、柔らかな空気感を持つ企業は、文系出身者にとってもなじみやすい傾向があります。

また、「SESだからやめた方がいい」「受託開発の方が安心」などと業態だけで判断するのは避けた方がよいでしょう。同じ業態でも企業によって支援体制や社風は大きく異なるため、表面的な条件にとらわれず、自分の性格や希望に合う職場を選ぶ視点を持ちましょう。

働きやすい職場とは、スキルだけでなく「人」を大切にする企業です。自分が安心して学び、成長していける環境かどうかをしっかり見極めた上で、キャリアの第一歩を踏み出すことが成功への近道となります。

「ブラック企業」を避けるためのコツ

IT業界に限らず転職者にとって、いわゆる「ブラック企業」への入社を避けることは、その後のキャリアにとって非常に重要です。せっかく意欲を持って転職を決意しても、働きにくく、長時間労働が常態化した会社に入ってしまえば、成長の機会が得られないどころか、心身をすり減らすことになってしまいます。

ここでは、ブラック企業を避けるために転職活動を進めるうえで意識しておきたい3つのポイントを解説していきます。

求人票を鵜呑みにしない

企業選びにおいては、求人票に書かれている内容を鵜呑みにしないことが重要です。求人票に「未経験歓迎」と書かれていても、実際には研修制度が整っていなかったり、入社後すぐに現場に一人で放り込まれたりするケースも少なくありません。

特に、具体的な教育体制やサポート内容が記載されていない求人は注意が必要です。「実際にどのような研修があるのか」「どのようなチームに配属されるのか」など、気になる点は面接などの選考の過程で必ず確認するようにしましょう。

企業の口コミサイトを参考にする

企業の実態を知るうえで有効な手段として、企業の口コミサイトを活用することが挙げられます。たとえば、「OpenWork」や「転職会議」などの口コミサイトには、実際にその企業で働いたことのある人の声が掲載されており、求人票では見えにくい社内の実情を知る手がかりになります。

もちろん、すべての口コミが正確とは限りませんが、複数の投稿を比較することで共通する傾向や問題点を読み取ることができます。特に「残業時間」「教育体制」「上司との関係性」などの項目は、ブラック企業かどうかを見極めるうえで参考になります。

転職エージェントを利用する

転職エージェントを活用することで企業選びの幅が大きく広がります。未経験での転職は情報が限られやすく、自分だけで企業の内情を判断するのは難しいのが現実です。業界に詳しい転職エージェントであれば、企業の風土や教育体制、過去の入社事例など、表に出てこない情報を提供してくれるため、ミスマッチを防ぐうえで非常に有効です。

また、応募書類の添削や面接対策といった支援も受けられるため、転職成功率を高めるためのパートナーとして心強い存在になります。

ブラック企業を避けるには、「見極める目」と「信頼できる情報源」が欠かせません。求人票の表面だけで判断せず、多角的な情報を集め、納得のいく企業選びを心がけましょう。それが、安心してキャリアをスタートさせるための第一歩となります。

未経験エンジニアの転職ならUnitas(ユニタス)

文系・未経験からエンジニアを目指すなら、手厚いサポートを受けることができるUnitasの活用がおすすめです。Unitasはエンジニア転職支援に強みを持ち、未経験者でも安心してIT業界に飛び込める体制が整っています。

また、Unitas Dojoでは、300時間におよぶ実践的な学習カリキュラムを完全無料で提供。理系・文系を問わず、基礎から着実にスキルを身につけられるほか、転職活動までトータルでサポートしてくれます。独学に不安があるのであれば、まずは説明会に参加してみるとよいでしょう。

文系・未経験でも、正しい一歩でIT業界へ踏み出せる

文系・未経験からでも、IT業界で活躍することは決して夢ではありません。大切なのは、「自分の強みをどう活かすか」という視点と、「どんな環境で成長するか」を見極める力です。PythonやJavaScriptなど学びやすい言語の基礎を着実に身につけることができれば、無理なくスキルを伸ばすことができるでしょう。

また、ブラック企業を避けるためには、焦らずに企業情報を収集し、教育体制や社風などをしっかりと見極めることが重要です。正しい学び方と正しい選択ができれば、文系出身でもIT業界でのキャリアは確実に切り拓くことができます。あなたの一歩が、エンジニアとしての新しいキャリアの出発点になるはずです。

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