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Javaとは?未経験でもわかる基本から学習方法まで徹底解説!

Javaとは?未経験でもわかる基本から学習方法まで徹底解説!

Javaは、世界中で広く使われている主要なプログラミング言語です。「Javaを勉強したいけど難しそう」と学習を躊躇している方もいるかもしれません。しかし、基本から順序立てて学ぶことで、プログラミング未経験の方でもスキルを身につけることは可能です。

この記事では、Javaの基礎から、具体的な学習ステップ、さらには効率よくマスターするための方法まで、プログラミング初心者の方にもわかりやすく解説します。

Javaとは?

Javaは、1990年代半ばに登場したプログラミング言語の一つです。「Write once, run anywhere(一度書けば、どこでも動く)」という理念のもと、オブジェクト指向という考え方に基づいて設計されました。

オブジェクト指向とは、処理を小さな部品(オブジェクト)に分け、それぞれの部品が独立して動作するように構築する考え方です。この仕組みにより、大人数での開発や保守がしやすく、長年にわたって多くの現場で活用されてきました。

近年では、より簡潔に記述できるKotlinという言語の登場により、Androidアプリ開発の現場ではJavaからKotlinへの移行が進んでいます。それでも、世界中に多くの利用者や開発者コミュニティが存在しており、いまなお高い人気と需要を誇っています。

Javaの主な特徴

Javaが世界中のさまざまな開発現場で活用されている理由として、次の3つの大きな特徴が挙げられます。

①動作が安定している

Javaはオブジェクト指向がベースにあり、部品ごとに独立性を持たせることができるため、一部に障害が発生しても他の部分に影響を与えにくく、プログラム全体の安定性が高まります。

さらに、Javaには「ガベージコレクション」と呼ばれる機能が備わっており、不要になったメモリを自動で解放してくれます。これにより、メモリ不足によるエラーや動作停止を防ぎ、プログラムを安定して運用することができるようになっています。

②汎用性が高くOSに左右されない

Javaは、JVM(Java Virtual Machine)と呼ばれる専用のソフトウェア上で動作する仕組みを持っています。このJVMさえインストールされていれば、Windows、Mac、Linuxといった異なるOSでも同じJavaプログラムを動かすことができます。このため、OSによって、プログラミングを書き換える手間がないことが大きなメリットです。

また、同じ処理を何度も行いたい場合、その都度すべての内容を繰り返し書く必要はなく、あらかじめ用意した部品を呼び出すだけで再利用できるため、コードの記述が簡単になり、保守や修正を簡単に行うことができます。

③セキュリティが高い

Javaはプログラムが直接OSにアクセスせず、悪意のあるコードからシステムを守る仕組みが整っています。また、不正アクセスやデータ改ざんを防ぐための豊富なセキュリティライブラリや厳格な型チェック機能も備えています。

このような高い安全性から、Javaは企業の基幹業務システムや銀行などの金融機関のシステムといった、信頼性が重視される分野で広く利用されています。

Javaはなぜ初心者におすすめなのか

求人数が多い

小規模なアプリの開発から、企業の業務システムのような大規模なプロジェクトまで、Javaは、さまざまなジャンルで活用されています。そのため、Javaを扱えるエンジニアの求人は、他の言語と比べても非常に多く、初心者にとって就職やキャリア形成につながりやすいスキルであると言えます

体系的に学べる

文法が厳格で、記述量も比較的多いため、習得に時間がかかる言語だと言われています。しかし、文法や構文が体系的に整っているため、基礎からしっかりと学ぶことができ、他言語への応用力も身につきます

学習教材が豊富

初心者に向けた書籍や解説サイト、動画教材、プログラミングスクールなども多くあり、自分の学習スタイルに合った方法を選ぶことができます。日本語での情報や教材も豊富なので、初心者でも安心して学習を進めることができます。

Javaの学習で最初に覚えるべき基本

これからJavaを学ぼうとする人にとって、最初に理解しておきたいのは、プログラムの基本的な構造と動作のしくみです。ここでは、Java入門者が最初に押さえておくべき基本のポイントを4つに分けて紹介します。

変数・データ型・演算子

Javaの基本要素に『変数』『データ型』『演算子』があります。

『変数』とは、プログラムの実行時に、一時的に値を保管しておく入れ物のようなものです。変数には、数値や文字列、オブジェクトなどのデータを入れたり、取り出して参照したりすることができます。

変数を使用するときは、保管するデータの種類を宣言する必要があります。これが『データ型』です。例えば整数を格納する変数には「int」、文字列を格納する変数には「String」と宣言します。

『演算子』とは、計算や比較などの操作を行うための記号のことです。たとえば、足し算は「+」、割り算には「/」 を使います。計算の他にも、左右が等しいかどうかを比較する「==」や、右の値を左に代入する「=」など、多くの種類があります。

制御構文

プログラムを作るとき、状況に応じて処理を「分けたり」「繰り返したり」するために必要になるのが、『制御構文』です。『制御構文』には、「if(もしも)」「for(繰り返し)」「switch(分岐)」などがあり、条件によって動作を制御することができます。

クラス・メソッド・フィールド

『クラス』とはオブジェクトの設計図のことです。オブジェクトがどのような『フィールド(データ)』を持ち、どのような『メソッド(処理)』を行えるかを定義したものです。

例えば、「動物」というクラスがあったとします。このクラスには、「種類」や「鳴き声」といったフィールドや、「鳴く」というメソッドが定義されているイメージです。そして、この「動物」クラスから、「犬」オブジェクトや「猫」オブジェクトが作られます。

Javaの開発環境

Javaを使うためには、JDK(Java Development Kit)という、開発に必要なソフトがひとつになった基本セットが必要です。これは、JavaコンパイラやJava仮想マシン(JVM)、標準ライブラリなどが一体となっているものです。

さらに、実務に近い形で開発を行いたい場合は、「IDE(統合開発環境)」というツールを使うのが一般的です。IDEとは、コードを書く・間違いをチェックする・実行するなどの一連の作業を一つの画面上でスムーズに行え、効率的に開発を進めることができます。

IDEには様々な種類があり、以下のようなものが初心者におすすめです。

  • Eclipse(エクリプス):オープンソースで無料。機能が豊富でJava開発に長年使われてきた定番のIDEです。
  • IntelliJ IDEA(インテリJ アイディア):わかりやすく直感的な操作感が特徴です。無料版(Community Edition)と有料版(Ultimate Edition)があり、初心者はまず無料版から試すのがおすすめです。
  • Visual Studio Code(VSCode):Microsoftが提供する軽量なエディタで、拡張機能を使えばJava開発にも対応可能。動作が軽く、他の言語にも応用しやすいため初心者に人気です。

このようなIDEを使うことで、効率的かつ快適にJavaプログラミングを学習・実践できるようになります。

Javaのおすすめ学習ステップ

Javaを習得するには、基礎を固めてから、実際のプログラミングへとステップアップしていくことが大切です。

ステップ1:基本文法を学ぶ

まず最初に「オブジェクト指向」や「変数」、「データ型」、「制御構文」といった基本的な概念について、しっかりと理解しましょう。これらの考え方は、Javaだけではなく、多くのプログラミング言語に共通しており、他のプログラミング言語を学習する際にも役立ちます。

初心者向けプログラミング学習サービスの「Progate」は、スライド形式で文法や構文を学んだ後に、実際にプログラムを記述して動かすという流れで、ワンステップずつ学習することができます。また、3分程度の短い動画でプログラミングを学べるサービス「ドットインストール」でも、無料で基礎の学習ができます。

ステップ2:簡単なアプリ・ツールを作る

基本的な文法が理解できたら、実際にプログラミングに取り組んでみましょう。自分でコードを書いてプログラムを動かしていくことで、「作る楽しさ」を実感できるようになります。

はじめはテキストに記載されている短いコードを写すことから始め、少しずつレベルアップしていくと良いでしょう。たとえば、計算機アプリの作成では、基本的な算術演算子や変数の扱い方が学べます。また、簡単なクイズアプリを作ることで、条件分岐や繰り返し処理といった制御構文を習得することができます。

ステップ3:フレームワークやDB連携にも挑戦

ある程度のアプリケーションが作れるようになったら、次はフレームワークを活用したり、データベースと連携して、より複雑なアプリケーション開発に挑戦してみてください。

フレームワークとは、あらかじめ用意されたプログラムの枠組みのことです。定番の機能が用意されていて、必要な部分だけをコーディングして効率的に開発を進めることができます。代表的なフレームワークのひとつである「Spring Boot」は多くの企業が活用しています。入社後触れる機会も多いため、基本文法を固めたあと、2〜3ヶ月目以降の中級ステップで取り組むとスムーズです。

また、Javaでデータベースと連携する際に使われているのが、JDBC(Java Database Connectivity)というAPIです。このJDBCを用いることで、効率的にデータベースと連携したアプリを開発することができます。

独学かスクールか?迷ったときの判断基準

プログラミングを習得するには、独学で学ぶ方法とプログラミングスクールを活用する方法があります。それぞれにメリットやデメリットがあり、結果を出すには自分に合った学習方法を選ぶことが大切です。

独学のメリットとデメリット

独学の最大のメリットは、費用が安く抑えられることです。スクールに通うと一般的に数十万円の費用がかかりますが、独学で書籍やウェブ教材、アプリなどを上手に活用すると、コストをかけずに学ぶことができます。

ただし、疑問点を自分だけで解決しないといけないことや、自らの意思でしっかり学習計画を遂行する必要があるため、モチベーションの維持が難しく、挫折しやすいことがデメリットです。

スクールのメリットとデメリット

プログラミングスクールに通うメリットは、実践的なスキルを効率よく習得できることです。わからない部分を講師にすぐに質問できる環境があるため、つまずきを最小限に抑えて学習を進めることができます。また、講師やほかの生徒から企業や転職情報を得られるという利点もあります。

デメリットは独学と比べて費用が高額になる傾向があることや、スクールの進度にあわせて勉強する必要があるといったことです。

向いているのはどんな人?

独学とスクール、それぞれのメリットやデメリットを把握したうえで、自身の生活スタイルや特性に合った学習方法を選択しましょう。

子育てや仕事と両立したい人や、費用をできるだけ抑えたい場合には、独学による無理のない学習スタイルが適していると言えるでしょう。

一方で、短期間でスキルを習得して転職を目指す人や、一人では学習が続けにくいと感じている人には、スクールでの学習が向いています。

実践的に学びたい人には「Unitas Dojo」がおすすめ

未経験だけれど、実務で通用する実践的なスキルを身につけ、エンジニアとして活躍したいという方には無料で学べる「Unitas Dojo」がおすすめです。

実務に近い学習内容

Javaの基礎から始まり、データ構造やクラウド、チーム開発まで、現場で求められるスキルを段階的に習得できるカリキュラムが用意されており、週5日間✕3カ月の集中的な学習を通して、より実践的な開発能力を養います。

現役エンジニアが直接サポート

現場経験豊富な講師がカリキュラム作成から担当し、より現場に近い実践的なノウハウを直接伝授します。いつでも質問できる環境でつまづきや挫折を回避し、効率的に学習を進めることができます。

転職サポートや紹介制度も充実

約3ヶ月の学習と1ヶ月程度の転職支援で、最短4ヶ月での転職を目指すことができます。さらにビジネスマナー講習やキャリアアドバイザーとの面談、採用面談対策などのサポートも充実しており、希望に合った就職・転職を後押しします。

未経験者が応募可能な求人を2300件以上保有し、自社開発系の企業や大手SES企業、有名ベンチャー企業など、800社を越える求人を紹介可能。ひとりひとりに合った企業を一緒に探してくれます。

受講料0円で利用できる

協賛企業や支援プログラムにより運営しているため、学習カリキュラムをすべて無料で利用できます。エンジニアとしてのキャリアを検討中の方は、是非「Unitas Dojo」をご検討ください。

Javaは未経験からでも挑戦できる

Javaを習得するためには、自分のペースや目標に合った学習方法を見つけることが重要です。独学での学習に難しさを感じた場合は、プロのサポートを受けられるスクールの活用も検討してみましょう。

Unitas Dojoのような現場を意識した実務直結型のプログラミングスクールは、実践的なスキルを効率よく身につけられ、エンジニアとしての成長を力強く後押ししてくれます。しっかりと基礎を固め、一歩ずつ着実に学びを進めていきましょう。

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