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エンジニアへの転職で後悔しないために|適性や職場の選び方も解説

エンジニアへの転職で後悔しないために|適性や職場の選び方も解説

これからエンジニアに転職しようと考えている人が、もっとも心配になるポイントの一つに「仕事についていけるかどうか」があげられます。特に、実務未経験からエンジニアを目指す場合、自分のポテンシャルを正確に把握できないまま転職先を決めた結果、後悔の日々を過ごしてしまうおそれがあります。
この記事では、自分に適性があるかどうか確認する方法や、自分にとって働きやすい職場の選び方など、エンジニアへの転職で後悔しないために知っておきたいことを解説します。

エンジニアに転職してから後悔する主な理由

エンジニアに転職した後、後悔する人の多くは、どのような理由でエンジニアになったことを「失敗した」と感じてしまうのでしょうか。
以下、エンジニアに転職した人が後悔してしまう、主な理由をいくつかご紹介します。

仕事についていけないと感じる

エンジニアになりたての頃は、多くの人が周囲のメンバーとのレベル差を痛感することになるでしょう。自分より知識・経験のある人がたくさんいるのはもちろん、自分でまったくレベル差を理解できないほど優秀な人に出会うと、このまま同じ職場で働いて戦力になれるのか不安に思うかもしれません。

しかし、働いたばかりの頃は、ほとんどの人が同じ気持ちになるため、あまり不安を強く感じる必要はありません。不安を感じていること自体が、自分の実力差を把握できている証拠のため、一からあらゆることを学ぼうとすれば活路は開けるでしょう。

もし、未経験からエンジニアにチャレンジした場合は、入社前に何を学んでおけばよいのか面接等の場で確認し、基礎知識を身に付けておくと現場での理解も早まるでしょう

実務に直結するスキル以外の能力が求められる

エンジニアにとって、プログラミングやコーディングといった技術は仕事を進める上で必須スキルですが、それだけで現場の仕事が回っているわけではありません。何か分からないことがあれば他のメンバーに聞かなければなりませんし、トラブルが生じたら解決策を相談することもあります。

現場では、一人で作業を黙々と行うだけでなく、周囲と協調しながら自分の仕事をこなしていかなければなりません

また、エンジニア職にフラットな人間関係のイメージを持っている場合、転職先の社風が想定していたよりも堅いと、コミュニケーションのとり方に苦慮するかもしれません。

このように、職場の人間関係に何らかの障害を感じている場合、円滑にコミュニケーションをとるのが難しく早期退職してしまうリスクがあります。

努力や仕事に終わりが見えない

日本では、いわゆる「職人芸」のように、一つの仕事の質を高めて長期にわたり収入を得る職種が多く見られます。

しかし、エンジニアという職種は、常に新しい知識・技術を取り入れていかなければ現役で働き続けるのが難しい傾向にあります。

仕事は仕事で納期までに間に合わせなければなりませんが、能力が不足していれば残業が増えるなど、労働時間で補う必要があります。
加えて、周囲に追い付くためプライベートでも勉強を続けていくとなると、いつしか努力や仕事に終わりが見えず“燃え尽きて”しまうかもしれません。

もちろん、仕事や勉強を苦しいと思わず、将来のステップアップのため嬉々としてこなす人も一定数存在しています。
モチベーション維持に課題を抱えている人は、例えば月・年単位で年収アップなどの「ゴール」を決め、その達成に向け取り組むなどの方法を試してみましょう。

エンジニアに転職して後悔する人の特徴

エンジニアとして働き続けるためには、技術面での進歩に追い付くための努力や、仕事に粘り強く取り組むスタンスなどが求められるため、それらの要素を持たない人にとっては日々の仕事が苦痛に感じられるかもしれません。
以下、エンジニアに転職して後悔する人の、主な特徴をいくつかご紹介します。

特徴①:ITテクノロジーを含む最新のトレンドに興味がない

ITテクノロジーは常に新しいトレンドが登場しており、それぞれのトレンドは様々なビジネスに応用され、発展していきます。

工場におけるIoT技術の導入、オフィスワークにおけるAI・クラウドの導入など、登場した当初は名前さえおぼろげに感じられた技術が、数年経って注目されることは珍しくありません。

こういったトレンドの変化に敏感でない人は、エンジニアとして転職してから、業界のスピード感についていけず後悔する可能性が高いでしょう。

特徴②:イメージと現実とのギャップが激しい

ITそのものは、今あるものをもっと便利にするための技術といえますが、それを生み出し運用できるレベルまで構築するのは決して簡単ではありません。

自分のスキルで対応しきれない部分、不足している部分は、プライベートの時間を削って学ぶ必要があり、それができなければ年収増は難しくなります。

IT業界に対して「仕事を覚えれば楽に働ける(稼げる)」といったイメージを持っている人は、転職後に現実とのギャップを強く感じる結果となるでしょう。

特徴③:自習を積み上げる習慣がない

エンジニアにとって、転職はゴールではなくスタートであり、職場で働き始めてから本格的な勉強が始まるといっても過言ではありません。年齢・経験を問わず、現場や仕事で通用するスキルが評価されるため、普段から分からないことは積極的に自習し続けることが求められます。

また、エンジニアの仕事自体が忍耐を要する傾向にあり、間違いを直しながら地道に作業を積み上げていける適性がない人は、やがて仕事にストレスを感じて辞めてしまうことが予想されます。

特徴④:臨機応変に対応できない

コツコツと作業を積み上げていくことが多いエンジニアの仕事ですが、クライアント等の都合により仕様変更が生じると、これまで積み上げてきたものを一度リセットしなければならない場面に遭遇します。

場合によっては、納期間近で仕様変更に至るケースもあります。
同じ状況が繰り返されていくうちに心身が疲弊し、職場を離れようと決心する人も少なくありません。

こういった「急に降りかかる問題」に対して、臨機応変に対応するのが苦手な人は、エンジニア以外の職種を検討してみてもよいでしょう

エンジニアに転職して活躍する人の適性

転職後、エンジニアとして活躍できる人の中には、能力以前に「エンジニアを続けられる」だけの適性を持っている人もいます。
以下にあげる適性を持っている人は、エンジニアとして日々の仕事に従事することが楽しく、安定して成長を続けられる可能性が高いでしょう。

適性①:継続して課題解決に注力できる

エンジニアが直面する課題の中には、数時間または1日で解決できないものも多く、考え続けて最適解を導き出さなければならないケースも珍しくありません。

例えば、数学の難しい問題が日をまたいで解けたときのように、問題解決まで頭をひねって問題を解決することに喜びを感じる人は、エンジニアに向いています

結果だけでなく、解決のプロセスや作業フローを重視できる人は、さらに効率的な解決方法を模索し、職場全体の業務効率化に貢献できる可能性を秘めています。

適性②:ITを含む最新情報のキャッチアップが得意

IT業界において、最新情報のキャッチアップが自然とできる人は、その情報を実務に応用するのが得意な傾向にあります。

新しい情報をノイズではなく、自分にとっての良い刺激として肯定的に受け入れられる人は、豊富な情報のストックを実務に役立てやすくなります。

特に、自分の好きなジャンル・興味を持っていないジャンルであっても、ITという枠組みから“意識せずとも”頭に情報が入っている人は、情報のキャッチアップに向いているといえるでしょう。

適性③:転職時に自分と職場とのマッチングを意識している

転職に成功したエンジニアの多くは、転職時に自分と職場とのマッチングを意識して職場を選んでいます。

自分の視点では、企業が持つビジョンや、自分が希望する働き方が実現できるかどうかを考えて職場を選んでいますが、同時に自分がどう職場に貢献できるのかも考えているのです。

例えば、自分がフルリモートでの働き方を実現したいと考えた場合に、同時にそれが自分の能力で実現できるのはどんな職場なのか、具体的にイメージできる人材は転職に成功しやすいでしょう。

エンジニアへの転職に成功する職場の選び方

エンジニアとして転職先を決める場合、もちろん年収や待遇なども重要になってくるのですが、報酬は技術があれば後からついてくることが多い傾向にあります。
よって、まずは自分のスキルと向き合いながら、新しい職場で自分が「成長できるかどうか」に焦点を絞って職場を選びましょう。

未経験または経験が浅い人はSES企業へ

まだエンジニアとして実務経験を積んでいない、または経験が浅いことを自覚している人は、様々な業務経験が積める「SES企業を選ぶのがよいでしょう。

SES企業は、クライアント先への客先で常駐する仕事が多く、いわゆる“派遣”として働くイメージになります。
派遣先次第で積める業務経験が変わってくるため、主に下流工程の多様な知識・経験を積むのに適しています。

ただし、研修が充実しているかどうか、エンジニア業務以外の仕事を任されるリスクがないかどうかについては、事前に情報収集した上で転職先を決めましょう。

システム開発などの上流工程はSlerで経験

クライアントから依頼を受けて、主にシステム開発を行う企業をSIer(システム インテグレーター)といい、Slerは上流工程の経験を積みたいエンジニアの転職先として知られています。
すぐに開発を任されるとは限りませんが、運用・保守などを経験する中で、将来的に設計・開発に携われるチャンスが巡ってくる可能性は十分あります。

一口にSlerといっても、それぞれのSlerがどの業界に属しているのかによって、企業の特徴が変わってきます。
これまでの仕事でメーカー系の仕事に従事する機会が多かった場合は、メーカー系のSlerに転職して、さらに専門的なスキルを身に付けるのも一手です。

すべての工程を経験したい場合は自社開発を目指す

システムの企画からリリースまで、すべての工程に一貫して携わりたいと考えるなら、自社開発企業への転職がおすすめです。

先にお伝えしたSES・Sierは、主にクライアントの要望に応じたシステム開発や運用に携わるため、システムの企画段階から関わるのが難しい傾向にあります。

自社開発企業に転職した場合、システム開発を通して、自社のアイデアを形にする経験ができます。
企画段階から参加し、自分の構想をシステムに反映させることも夢ではないため、よりクリエイティブな仕事に従事したい人にはおすすめです。

未経験からのエンジニアを目指す方を一気通貫で支援します

ユニタスはエンジニア専門の転職支援エージェントです。ITやWeb系だけでなく、機械やものづくり分野の求人も多数ご紹介しています。

特に、未経験からのエンジニアキャリアを目指す方には、キャリア診断やプログラミングスクールとの連携による教育支援など、一気通貫して支援します。日本語スキル支援やビザのサポートなどもありますので、どこの国の方でも、国籍を問わずに対応できます。

プログラミング言語を学んだことがなくとも、実務経験がなくとも、エンジニアとしてのキャリアをスタートできます。未経験だからとあきらめずに、あなたの転職を応援します。

エンジニアに転職して後悔する前に知識を得よう

エンジニアに転職してから後悔する人の多くは、比較的似たような理由で悩んでいます。
もともとエンジニアの仕事に適性がないと思われる人も、長期的にエンジニアの仕事を続けるのは難しいかもしれません。

しかし、普段の業務で課題解決に喜びを感じられるなど、エンジニアとしての適性がある人は転職して才能が花開く可能性があるため、途中で辞めると逆の意味で後悔する可能性があります。
エンジニアは、自分の成長とともに収入アップが期待できますから、この記事を読んで適性がありそうだと感じた人は、業務レベルに応じて色々な仕事にチャレンジしてみましょう。

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Unitas Pass編集部
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