UNITAS DOJO
UNITAS DOJO
  1. Top
  2. Learning
  3. 未経験・文系でも採用に効く!職種別おすすめ資格と学習の始め方未経験・文系でも採用に強い!職種別おすすめIT資格と学習法【2025年版】

未経験・文系でも採用に効く!職種別おすすめ資格と学習の始め方未経験・文系でも採用に強い!職種別おすすめIT資格と学習法【2025年版】

未経験・文系でも採用に効く!職種別おすすめ資格と学習の始め方未経験・文系でも採用に強い!職種別おすすめIT資格と学習法【2025年版】

IT業界では、プログラミング技術だけでなく、コミュニケーション能力やプロジェクト管理能力など、文系出身者が得意とするスキルも重要視されており、文系出身の未経験者でもIT業界への転職は十分に可能です。

しかし、文系の未経験者がITエンジニアとして転職するとき、技術的な知識やスキルが証明しにくいという課題があります。そこで有効なのが資格の取得です。資格を取得することで、自分の技術や知識を証明する強力な武器になります。さらに、資格取得に向けた体系的な学習は、IT技術の強化に大きく役立ちます。

そこでこの記事では、文系の未経験者が取得しやすい資格から、目指す業種に適した資格、さらに資格取得に向けた効率的な学習方法まで詳しくご紹介します。

なぜ資格が「採用で効く」のか?3つの理由

未経験者がIT業界への転職を目指す場合、業務経験の不足が障壁となることがあります。さらに、大学などでプログラミングに触れる機会の多い理系出身者と比べ、文系出身者が不利になる可能性もあります。そのような状況の中で、就職を希望する職種に必要なスキルの資格を取得しておくことは、採用時の大きなセールスポイントになります。

ここでは、資格取得がもたらすメリットを、具体的に紹介します。

①技術力の証明になる

「前職でITに携わっていた」「大学時代にプログラミングを経験した」などの実績がない場合でも、資格の取得は、一定レベルのスキルがあることの客観的な証明となり、実績を補う自己PRの要素になります。たとえば、独学で一定の知識を身につけていたとしても、それを採用担当者に証明することは簡単ではありません。しかし、資格を取得していれば、履歴書に記載することで明確に示すことができます。

また、面接時に「〇〇の分野で力を発揮したかった」「御社の〇〇部で活躍するために取得した」など、資格取得を目指した動機を説明することで、転職に対する熱意を伝えやすくなるという利点もあります

②学習意欲のアピールになる

資格を取得するためには、新しいことを学ぶ意欲や、計画的かつ継続的な努力が必要です。

IT分野は日々進化しており、就職後も常に最新技術を学び続ける姿勢が求められます。そのため、資格取得に向けて取り組んだ努力や学習習慣は、採用時に高く評価される可能性があります。面接では、資格取得までの経緯や、合格を目指していたときの強い気持ちをアピールできると効果的です。

③即戦力として評価してもらえる

IT人材不足の影響もあり、未経験者を受け入れている企業は多くあります。未経験者を採用する場合、企業は研修期間を設けて、時間とコストをかけて教育を行う必要があります。しかし、国家資格や国際的な資格を保有している人材であれば、研修期間の短縮が期待できるなどの理由から、選考時にプラスに働く可能性があります。

特に、就職を希望する業務に関連するベンダー資格は実務に直結するため、即戦力としてより高く評価される傾向にあります

【未経験者必見!】IT未経験者・初学者向け資格9選

IT資格にはさまざまな種類があり、その難易度は、基礎的な知識レベルから高度な専門スキルまで多岐にわたります。ITに関する知識がない段階で、いきなり高度な専門資格の取得を目指すと、参考書の内容が理解できなかったり、学習意欲が維持できずに途中で挫折するなど、望ましくない結果を招く可能性があります。

現在の自身のスキルレベルを正しく把握したうえで、段階的にレベルアップを計りながら、効率的な資格取得を目指しましょう。

ここでは、初心者が最初に身につけておきたい基礎的なスキルの取得を目指す資格を紹介します。

①MOS(Microsoft Office Specialist)

マイクロソフト社が認定する、Excel、WordといったMicrosoft Office製品の知識や操作スキルを証明するベンダー資格試験です。

試験科目はWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5種類が個別に用意されており、希望するアプリケーションに絞って受験できます。また、各バージョンに対応した試験が提供されているため、自身が使用しているOfficeのバージョンに合わせて受験が可能です。

難易度は高くなく、ITエンジニア職に直結する資格ではないため、エンジニアの採用選考ではアピールポイントにはなりにくいかもしれません。しかし、企業ではデータ分析や資料作成など、Officeを活用する場面が多くあります。IT企業での事務職を希望している場合や、学習を通じて効率的な活用方法を習得し、業務効率の向上を目指したいと考えている人に適した資格です。

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

②CompTIA IT Fundamentals

シカゴに本部を置くグローバルなIT業界団体「CompTIA(コンピュータ技術産業協会)」が実施する、ITに関する基本的な知識とスキルを評価する国際資格です。

ITの基本的な仕組み、周辺機器との連携、プログラミングの概念、データベースの基礎、セキュリティ分野など、IT全般の基礎的な知識が問われます。特定の製品や技術に偏らず、IT全体の仕組みを理解することができます。また、上位資格(CompTIA A+など)へのステップアップとしても活用できます。

この資格は、国際的に認知された認定資格であり、世界中で通用するITスキルの証明として活用できます。ITの基礎知識をしっかりと固めたい人や、プログラミング開発だけにとどまらず、より広い視野でIT業界への就職、転職を目指すための第一歩におすすめの資格です。

CompTIA IT Fundamentals

③ITパスポート

IT業界で働くために必要な、基礎的な知識を習得していることを証明できる、経済産業省が認定する国家資格です。

特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、AI、ビッグデータ、アジャイルなどの最新技術や手法の概念、セキュリティ、ネットワークなどの知識に加え、経営戦略やマーケティングなどの経営全般の知識まで幅広く出題されます。資格取得に向けた学習を通して、現代人に必要とされるITリテラシーを身につけることができます。国家資格であり知名度が高い点もメリットのひとつです。

基礎をしっかりと固めたい人、これからエンジニアを目指して勉強をスタートする人などにおすすめの資格です。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)『ITパスポート試験』

④基本情報技術者試験

情報処理技術者として必要な基本的知識と技能を習得していることを証明する、経済産業省が認定する国家資格です。ITパスポートよりも専門性が高く、上位資格の位置づけとされています。

プログラミング、データベース、ネットワークなどのテクノロジ系や、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなどのマネジメント系、経営戦略、システム戦略などのストラテジ系など、幅広いジャンルから出題されます。国家資格であり企業からの信頼性が高く、IT業界への就職・転職時に評価されやすい点が大きなメリットです。

既にITパスポートを取得しており、より高度な知識を身につけたいと考えている人や、エンジニア職への転職を目指している人に適しています。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)『基本情報技術者試験』

 ⑤Java Bronze(Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE)

Oracle社が実施する、Javaプログラミング言語に関する基本的な知識を評価するベンダー資格試験です。この資格は、日本法人が実施する日本国内限定の資格であり(上位資格である「Silver」、「Gold」は国際資格)、プログラミング初学者でも習得しやすい初歩的な試験内容となっています。

Javaの文法、クラスとオブジェクトの概念、データ型、演算子、制御文、配列といったプログラミングの基礎知識が問われます。

Javaプログラミングの開発者は世界的に需要が高く、Java言語の習得はエンジニアとして大きな武器となります。また、この資格から上位資格へと順に学習を進めていくことで、着実にJavaの専門知識を深めていくことができます。これからJavaを学ぶ人や、基本的な文法を体系的に理解したい人におすすめです。

Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE

⑥Python 3 エンジニア認定基礎試験

一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施する、Pythonプログラミング言語に関する基本的な知識とスキルを評価する民間の認定試験です。

Pythonの基本的な文法やデータ型、演算子、制御フロー、関数、モジュール、例外処理、オブジェクト指向の基本的な概念など、Pythonプログラミング言語の基礎知識が問われます。

Pythonは、Web開発、データ分析、AIといった最先端技術の分野で広く活用されており、今後も高い需要が見込まれます。上位資格「Python実践試験」へとステップアップすることで、学習のモチベーションを維持しつつPythonの専門知識を深めていくことができます。Pythonを習得したい初学者や、基本的な文法を体系的に理解したい人に適しています。

Python 3 エンジニア認定基礎試験

⑦LPIC-1/LinuC-1

どちらも、Linuxシステムの基本操作とシステム管理のスキルを認定する資格試験であり、「LPIC-1」 は、カナダに本部を置くNPO法人Linux Professional Instituteが実施する国際認定資格、「LinuC-1」 は、LPI-Japanが実施する国内認定資格です。

Linuxシステムのインストールからコマンドライン操作、ファイルシステム管理、ネットワークの基礎、セキュリティの基本といった、Linuxシステムの運用に不可欠な基礎知識が出題されます。

多くのクラウドサービスの基盤となっているLinuxを扱えるエンジニアは、現在非常に高い需要があります。上位資格である「LPIC-2」や「LinuC-2」へと続くLinux習得の道筋の入り口として活用できます。インフラエンジニアを目指す人におすすめの資格です。

LinuCレベル1
Linux Professional Institute LPIC-1

⑧Cisco CCNA認定

世界有数のネットワーク機器メーカー「Cisco Systems」が実施する、世界標準のネットワーク技術を認定するベンダー資格試験です。入門レベルのCCT認定に次いで難易度の低い初級者資格で、業務未経験者でも受けやすい試験といえます。

ネットワークやセキュリティの基礎、IPサービス、スイッチングやルーティング、ネットワーク自動化の知識といった、現代のネットワークに不可欠な基礎知識と実践的なスキルが出題されます。

インフラエンジニアやネットワークエンジニアを目指す人の登竜門となる資格試験です。また、上位資格である「CCNP」や「CCIE」へと続くネットワーク技術習得の第一歩とも言えます。この資格は世界中で認知されているため、海外でも有効なスキル証明となるでしょう。

CCNA 認定

⑧JSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level

一般財団法人日本科学技術連盟 JSTQB認定テスト技術者資格認定組織が実施する、ソフトウェアテストに関する基礎的な知識とスキルを評価する国際的な認定資格です。

ソフトウェアのテスト計画、検証、進捗管理、品質評価など、テストプロセス全般に関する基本的な知識と用語の理解が問われます。

JSTQBは、各国のテスト技術者認定組織が加盟するISTQB(国際ソフトウェアテスト資格認定委員会)に加盟しており、本資格はISTQBに加盟する130以上の国と地域でスキル証明として有効です。ソフトウェアテストエンジニアやテストの品質向上に関わるプロジェクトマネージャー、品質保証担当者など、ソフトウェア開発に携わる職種を目指す人に適した資格試験です。

JSTQB認定テスト技術者資格

IT職種別おすすめ資格とつながる業務例

IT関連の資格は数多くあり、難易度だけではなく、そのスキルが活かせる職種も多種多様です。その中から受験する資格を選ぶには、自身が目指す業務に役立つ資格かどうかを基準にすると良いでしょう。

資格取得には時間と労力がかかります。手当たり次第に取得するのではなく、自身のキャリアに役立つ資格を厳選することで、効率よく希望の職種への就職を目指すことができるでしょう。また、「就職後は、学習した技術を活用して業務をこなす」という明確な目的をもって取り組めるため、モチベーションを維持しやすいというメリットもあります。さらに、就職活動時には、資格を保有していることだけでなく、資格取得を目指した目的や意志も含めてアピールすることができます。

以下に、各資格の取得によってどのような職種でスキルが活かせるかをまとめました。資格選びの際にお役立てください。

📊【図表1】「職種 × 初学者向け資格 × 仕事内容」

独学とスクール、資格取得にはどっちが近道?

IT資格の取得を目指す際、独学とスクールでの学習という2通りの方法があります。それぞれにメリット、デメリットがあり、一概にどちらが有利かを判断することはできません。

「費用や時間を確保できるか」「ひとりでもコツコツと努力を積み重ねることができるか」といった個人の状況や性質に加え、目指す資格の種類によっても適した学習方法が異なります。例えば、参考書を読むことで習得できる資格もあれば、しっかりとしたカリキュラムのもと、体系的に知識を積み重ねる必要があるスキルもあります。

以下に、独学でも取得を目指しやすい資格や、スクールで学習することのメリットを分かりやすくまとめています。学習方法を検討する際の参考にしてください。

📊【図表2】「職種 × 学習方法・期間比較表」

スクールで学習する道を選んだ場合、自身が取得を目指す資格に強みを持つスクールであるかという点と、自分のライフスタイルや予算に合ったスクールかどうかを検討する必要があります。

近年はオンラインスクールが充実しており、スライドを読んで学びながら、ブラウザ上でプログラミングを実践することができるProgateや、自分が学びたいスキルの講座動画を購入し好きな時に視聴できるUdemy、短期集中コースや就業両立コースなど現在の生活スタイルに合わせたコースが選択できるDMM WEBCAMP、AIとデータサイエンスに特化し月額1,280円でアニメーション解説動画見放題のスタアカなど、さまざまな特色を持つスクールがあります。

ITエンジニアに特化してキャリア支援を行っている株式会社Unitasが運営するUnitasDojoは、日中の仕事や学業と両立しながら無理なく学習を進められるITスクールです。一定の条件をクリアしていれば、ITスキルの習得や資格試験取得、IT業界への就職支援までを無料でサポートしてくれます。

無理な学習スケジュールは挫折の原因にもなりかねません。自身の生活に合ったペースで学習を進めることができるスクール選びを心掛けましょう。

未経験から4月入社へ!Javaが学べる夜間×無料ITスクール【10月開講】 - Unitas PASS

  • ✅無料で未経験から資格+実践スキルを学べる
  • ✅キャリア面談や学習相談も対応

 資格は「希望をカタチにする」最初の一歩

資格は、ITスキルを習得し、それを証明する有効な手段です。さらに、その先に続くキャリアを勝ち取るための強力な「武器」となります。だからこそ、自分の目指す職種に合わせた資格を選ぶことが大切です。

とはいえ、一人でキャリアプランを立て、最適な資格を選択するのは簡単なことではありません。そんな時は、キャリアのプロと一緒に考えてみませんか。経験豊富なキャリアアドバイザーや現役エンジニアからのアドバイスを受けることで、より効率的で確実なキャリア形成が可能になります。

資格は、あなたの「希望をカタチにする」最初の一歩です。戦略的な資格選択とプロフェッショナルなサポートを活用し、理想のITキャリアを実現しましょう。

 → あなたのために、資格・キャリア戦略の無料相談をご用意しています!
まずは話してみませんか? 【▶ 面談予約はこちら

エンジニア転職者が“やらかしがち”な失敗TOP5(実例付き)
お問い合わせ LINE Icon LINE転職相談

LINEで気軽にキャリア相談スタート!

LINE Icon 友達追加はこちら