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【エンジニア転職成功の秘訣】ユニタス細川代表に聞く「面接の本当の目的」とは?

【エンジニア転職成功の秘訣】ユニタス細川代表に聞く「面接の本当の目的」とは?

「書類選考は通過するのに、いつも面接でつまずいてしまう…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、未経験エンジニアの転職支援を行っている転職エージェント、Unitas(ユニタス)の細川代表へのインタビューを通じて、企業が面接を行う目的や、自分に合った企業に選ばれるための面接の心得などについて詳しく解説します。

面接の目的は「長く働けるか」「活躍できるか」

― 企業は、面接ではどのような点に注目しているのでしょうか。

株式会社Unitas(ユニタス)代表・細川:面接官が注目している点は、本当にシンプルです。「この人は自社で長く働けるか」「この人は自社で活躍できるか?」という2つだけです。

企業はこの2つを見極めるために、面接という形式をとっています。もちろん他にも、グループディスカッションや、録画面接などをすることがありますが、企業としては、面接でしっかり求職者と向き合って話すことで、求職者の人柄や能力、キャリアを総合的に判断することになります。

― では、どうすれば自分は長く働ける、活躍できる人材だと企業に感じてもらえるのでしょうか。

細川:まず「長く働けるかどうか」を見極めるためには、その人の“過去・現在・未来”が一つの軸でつながっているかを見ています。

たとえば、学生時代から何かをコツコツ続けていたり、今までの仕事でも同じ価値観を大切にしている、これからのキャリアも同じ方向性で考えているといったように、行動や意思決定に一貫性がある人は、環境が変わっても自分の軸を持って長く働ける傾向があります。

逆に、転職理由や目指す方向性がその場その場で変わってしまう人だと、入社後に考えが変わって早期離職してしまうかもしれません。

次に、「活躍できる人かどうか」を見極めるためには、過去に“近しい経験”をしていて、その中でどんな工夫をして成果を出したか、そしてそれを再現できるかを確認しています。

ここでいう“近しい経験”とは、職種が同じである必要はなく、希望する業界や業種に必要な考え方や行動が求められる経験のことです。

たとえば、前職が営業職から未経験でエンジニアを目指す場合、相手の課題を丁寧に聞き出し、信頼関係を築いた経験は、SES企業での配属先とのやり取りにも直結します。
SESではクライアント企業と日々コミュニケーションを取りながら業務を進めるため、「話を正確に聞く力」「関係構築力」「相手の意図を汲み取る力」は大きな強みになります。

未経験でも“人との関わりを通して課題を解決してきた経験”がある人は、環境が変わっても自ら考え行動できる
そうした再現性を持つ人ほど、新しい職種でも成果を出しやすい傾向があります。

つまり、「長く働けるか」は軸の一貫性、「活躍できるか」は経験の再現性。この2つの観点で候補者の方を総合的に見ていくことで、入社後に定着し、活躍してくれる人材を見極めるようにしています。

採用は「選ぶ・選ばれる」双方向のプロセス

― 細川さんは、これまで数多くの面接を担当されてきたと思いますが、面接官として特に意識してきたことはありますか?

細川:私は面接官を務める際、必ず事前準備を徹底していました。履歴書や職務経歴書をじっくり読み込み、「この方はどんなキャリアを歩んできたのか」「どんな価値観を持って仕事をしてきたのか」を想像しながら臨むようにしています。

そして面接当日は、その仮説をもとに「本当にその人らしい考え方や行動なのか」を確かめるように質問していく。そうすることで、会話の深さも増し、候補者の本質的な人柄や志向が見えてきます。

私は事前に仮説を立てて臨むことこそが、求職者に対する礼儀だと思っています。

限られた面接時間の中で相手をきちんと理解しようとする姿勢は、誠実さとして伝わりますし、結果的に見極めの精度も格段に上がります。結局のところ、準備を怠らないことが、一番シンプルで確実な採用の成功法なのです。

― 面接官は“選ぶ側”ですよね?その意識は強いですか?

細川:そうですね、昔は「面接官=選ぶ側」という意識が強かったと思います。でも今は、その感覚はどんどん薄れてきています。

なぜなら、少子高齢化が進む中で、優秀な人材を「待っていても来ない」時代だからです。こちらが「選ぶだけ」のスタンスでは、良い人材には出会えません。

私が面接官研修で必ず伝えているのは、「選ばれる側の意識も持ってほしい」ということです。面接では、「この人はうちの会社に合うのか?」という見極めはもちろん大切ですが、それと同じくらい、うちの会社はこの人に選ばれる存在なのか?という視点を持たなければいけません。

実際、面接の中で候補者から「この会社で働きたい」と思ってもらえる瞬間があります。そういう“アトラクト(魅力付け)”の意識を持つだけで、面接の空気はまるで変わります。

採用は「選ぶ・選ばれる」の双方向のプロセスです。面接官がその意識を持てるかどうかが、最終的に採用の質を左右すると思っています。

自分を偽らずに自分の言葉で話すことが大切

― 求職者は、どのような姿勢で面接に臨むことが大事なのでしょうか。

細川:一番大事なのは、「自分を偽らないこと」です。

面接は「お見合い」に近いと思っています。お見合いで、相手に気に入られようと無理に自分を作り込んでも、いざ結婚して一緒に暮らしたら、素の自分が出てきてうまくいかなくなる。面接も同じで、背伸びした志望動機や、実際はそう思っていない価値観を語ってしまうと、入社後に必ずミスマッチが起きてしまうんです。

「御社の企業理念に共感しました」と言いながら、実際にはそこまで深く考えていないと、仕事の方向性がずれて苦しくなります。

逆に、「自分はこういう環境で力を発揮できる」「こういうチームだと頑張れる」と、等身大の自分をしっかり言葉にできる人は、入社後も自然体で働けて長続きします。

だからこそ、志望動機や自分のパーソナリティについて、誰かの受け売りではなく、自分の言葉で話すことが大切なのです。飾らず、素直に、自分の想いを伝える。その姿勢が、結果的に面接官の心にも響くと思います。

長く活躍できる場所探しをサポート

転職エージェント「Unitas(ユニタス)」では、「長く働けるか」「活躍できるか」という本質的な視点で、あなたのキャリアを丁寧にサポートしています。

キャリア診断を通して、これまでの経験や強みを一緒に整理し、今後どんな環境で力を発揮できるのかを明確にします。また、未経験からエンジニアを目指す方には、リスキリング支援をはじめ、学習計画の立て方やポートフォリオの作り方、面接での自己PRの仕方まで、実践的に伴走します。

単に「転職を成功させる」だけでなく、「入社後に定着し、活躍できること」をゴールにしているのがユニタスの特徴です。

経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの想いやキャリアの軸を大切にしながら、自分らしく長く働ける場所探しを全力でお手伝いします。

これからエンジニアとして新しい一歩を踏み出したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの「過去・現在・未来」をつなぐキャリアを、一緒に描いていきましょう。

無料カウンセリングはこちらから


Unitas (ユニタス)代表  細川 晃男

千葉県生まれ。ケツメイシやリップスライムのスタイリストアシスタントに2年間ほど従事。その後、リクルートに入社し、営業や事業企画など幅広く経験したうえで、人事部責任者や、営業部責任者を歴任。2022年4月に株式会社Unitas創業。現在は、ワークシフト事業を主力事業としながら、政府系金融機関や、大手証券会社における経営や人事のコンサルティング、リクルートに対する営業コンサルもハンズオンで行っている。

SNSでも転職や面接について発信中↓

X ほっそん社長|転職と面接の専門家

note 細川 晃男|面接の本音、語ります

mybestにて、転職と面接の専門家しても記事を監修!

https://my-best.com/creators/5132

株式会社Unitas(ユニタス)代表 細川さんのSNSも是非チェックしてみてくださいね!記事をご覧の方で、「自分のキャリアを具体的にどう描けばいいか分からない…」という方は、ぜひお気軽に無料キャリア面談も活用してください。

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