20代後半からのエンジニア転職|未経験者向け学習ロードマップ&転職成功法

「20代後半から未経験でIT業界に転職できるのか?」と不安を抱えている方は多いでしょう。結論から言うと、20代後半からでもIT業界への転職は十分可能です。しかし、成功するためには入念な準備と適切な対策が欠かせません。
実際に、転職サイトが行った調査によると、転職に成功した人の 年代別割合において、「20代後半(25~29歳)」(36.7%)が最も高くなっており、このデータは、しっかりと準備をすれば未経験からでも転職が可能であることを示唆しています。
この記事では、未経験からIT業界を目指す場合の学習方法や効果的な転職活動の進め方を解説していきます。
IT業界の現状と未経験者の転職市場

最初にIT業界の現状と未経験者の採用について解説していきます。
20代後半の転職は遅い?それとも可能?
一般的に転職市場において30代以降は即戦力を求められる傾向がありますが、20代後半はまだ「ポテンシャル採用枠」に入ることが多く、未経験からでもIT業界への転職が可能です。
ポテンシャル採用において企業が未経験者に求めるのは、学習意欲やコミュニケーション能力などです。こうした部分を面接でアピールすることができれば、転職が成功する可能性も高いでしょう。
また、20代後半は社会人経験があるため、20代前半よりもビジネスマナーや業務遂行能力をアピールしやすいという強みがあります。前職で身に着けたスキルを次の職場で活かすことができる場合もあるため、面接時に「どのようなスキルをIT業界で活かせるか」を整理して伝えることが成功のポイントです。
IT業界の人材不足と未経験者の需要
2025年現在、人口減少や産業構造の変化などにより多くの企業が人手不足の状況にあります。なかでもIT業界は慢性的な人材不足が続いており、経済産業省のレポートによると、2030年には最大79万人のIT人材が不足するとの試算も公開されています。
このため、IT企業は未経験者の採用にも積極的で、ポテンシャル採用のチャンスが広がっていると考えられます。
特に、未経験歓迎の求人が多い職種として、Web開発、インフラエンジニア、テスターなどが挙げられます。Web開発はプログラミングスキルを身につければ挑戦しやすく、需要が高い職種の一つです。
また、インフラエンジニアは、システムの運用・保守を担当し、実際に手を動かしながら学ぶことができる環境が整っていることが多いため、未経験者でも挑戦しやすい職種といえるでしょう。他にもテスターという開発されたソフトウェアの動作確認を行う職種も、プログラミング未経験者でも挑戦しやすいと考えられます。
このように、IT業界は未経験からでもチャレンジできる職種が多いため、人手不足の現状であれば未経験からでも転職を成功させることができるチャンスは十分にあるといえるでしょう。
IT業界への転職に向いている人の特徴

IT業界には、さまざまな職種があり、それぞれ求められるスキルや適性が異なります。未経験からの転職を考える際には、「どのような職種が自分に向いているのか」を知ることが転職を成功させる上で重要になります。
ここでは、IT業界の主要な職種と、それぞれに向いている人の特徴を紹介します。
1. 論理的思考が得意な人
論理的に物事を考えることが得意な人は、バックエンドエンジニアやインフラエンジニアに向いていると考えられます。
バックエンドエンジニアは、Webサービスの裏側(サーバーサイド)を構築する職種です。データベースの管理やAPIの設計、システムの最適化などを行うため、データ処理の流れを論理的に考えた上で、問題を解決する能力が求められます。
一方、インフラエンジニアは、サーバーやネットワークの設計・運用を担当します。システムの安定稼働を実現するために、最適な構成を考え、トラブル発生時に論理的に原因を特定し、解決する能力が必要です。
これらの職種は、数学や論理的思考が得意な人にとって適性が高いといえるでしょう。
2. 新しいことを学ぶのが好きな人
AIやデータ活用の分野は、日々新しい技術が生まれるため、学習意欲が高く、新しいことを学ぶのが好きな人に適しています。
AIエンジニアは、機械学習やディープラーニングを活用し、AIモデルを開発・運用する職種です。この分野では、Pythonなどのプログラミング言語だけでなく、数学や統計、アルゴリズムの知識も求められるため、新しい技術を積極的に学ぶ姿勢が必須となります。
また、データサイエンティストは、膨大なデータを分析し、ビジネスに役立つ洞察を提供する仕事です。AIエンジニアと同様に、統計学やプログラミングの知識が必要で、常に新しいデータ分析手法を学び、実践する姿勢が求められます。
このように学ぶことが好きで、新しい技術を試すのが楽しいと感じる人には、AIエンジニアやデータサイエンティストが向いていると考えられます。
3. コミュニケーションが得意な人
IT業界は技術職だけでなく、顧客とのコミュニケーション能力やチームワークの構築を求められる職種もあります。特にITコンサルタントやプロジェクトマネージャー(PM)は、コミュニケーション能力が重要になります。
ITコンサルタントは、クライアントの課題をITを活用して解決する職種です。顧客の要望を正しく理解し、適切なソリューションを提案するためのヒアリング能力や交渉力が求められます。
一方、プロジェクトマネージャー(PM)は、チームメンバーを率いて開発プロジェクトを円滑に進める役割を担います。エンジニアやデザイナー、クライアントとの調整を行い、プロジェクトを成功に導くため、リーダーシップやコミュニケーション能力が必要な職種です。
人と関わる仕事が好きで、調整力やコミュニケーション能力に自信がある人には、こうした職種が向いていると考えられます。
4. コツコツ努力できる人
IT業界には、地道な努力ができる人が強みを発揮する職種もあります。
例えば、Web開発エンジニアは、フロントエンド・バックエンドのコードを書き、Webサービスを構築する職種です。新しい技術を習得しながら、試行錯誤を繰り返してシステムを改善するため、継続的に学習し、細かい作業を積み重ねられる人が向いています。
また、インフラエンジニアもネットワークやサーバーの構築・運用を行うため、日々の管理業務を確実にこなす粘り強さが求められます。トラブル対応などでミスが許されない場面もあるため、慎重かつ地道に取り組める性格が適しています。
地道にスキルを磨き、着実に成果を積み上げていくのが得意な人に、これらの職種は適していると言えるでしょう。
IT業界へ転職するために必要なスキルと学習方法

IT業界への転職を成功させるためには、適切なスキルを身につけ、実践的な学習を積み重ねることが重要です。未経験者がまず学ぶべきスキルと、その効果的な学習方法を解説します。
未経験者が身につけるべきスキル
1. プログラミングスキル(開発系)
<学ぶべき言語>
- Web開発「HTML/CSS、JavaScript、Python、PHP」
- アプリ開発「Swift、Kotlin」
- AI・データ分析「Python、SQL」
- 業務システム開発:「Java」 ← UnitasDojoで学べる!
① Web開発(HTML/CSS、JavaScript、Python、PHP)
HTML/CSSはWebページの構造とデザインを決める基本言語です。また、JavaScriptは動的なWebサイトを作るために必要で、フレームワーク(React、Vue.jsなど)と組み合わせて使われます。
一方、バックエンドでは、シンプルで扱いやすいと言われるPython(Django, Flask)やWEBサービス開発に特化したPHPといった言語が主流となっています。
② アプリ開発(Swift、Kotlin)
アプリ開発に携わりたい場合、、Swift(iOS向け)と Kotlin(Android向け)の習得が必要です。KotlinはJavaの後継として登場し、柔軟性と安全性が強化されているのが特徴です。
③ 業務システム開発(Java) ← UnitasDojoで学べる!
業務システム開発では、Javaが最も多く採用されています。
- 銀行や保険、ECサイトなどの大規模システムの構築に使用
- 安定性・拡張性が高く、エンタープライズ分野で幅広く活用
- Androidアプリ開発やバックエンド開発にも使用される
UnitasDojoでは、未経験者向けに「Java」を基礎から学べるカリキュラムを提供しているため、効率よくスキルを習得し、転職成功に向けた準備を進められます!
④ AI・データ分析(Python、SQL)
Pythonは機械学習やデータ解析で広く使われる言語で、ライブラリ(TensorFlow、pandas)も豊富であるため、AI・データ分析をする際に必要になります。SQLはデータベース操作を行うための言語で、大量のデータを効率的に管理・分析するのに欠かせません
<学習方法>
こうしたプログラミング言語を学ぶ場合には、オンライン学習と実践的な開発作業を組み合わせることで、効果的な学習をすることができます。
例えば初心者は、無料でスライド学習ができるProgateや実践的な動画を提供しているUdemy、ドットインストールなどのサービスを活用することで、プログラミングの基礎を学ぶことができるでしょう。
その上で、ToDoリストやカレンダーアプリなど簡単なプログラミングが必要なサービスを実際に開発してみることで、スキルを定着させることができます。ポートフォリオとしてGitHubに公開すれば、転職時のアピールに活用することもできます。
2. インフラ・ネットワークスキル(インフラ系)
エンジニアを目指す場合には、サーバー管理・クラウド・ネットワーク・コンテナ技術など、システムの基盤を支えるスキルについても習得する必要があります。
<学ぶべき技術>
- サーバー管理(Linux)
- クラウド(AWS)
- ネットワーク(Cisco)
- コンテナ技術(Docker)
①サーバー管理(Linux)
Linuxは、サーバーの管理や運用に広く使われるOSで、コマンド操作やシステム設定を理解することが求められます。ITインフラエンジニアやバックエンドエンジニアを目指すなら、Linuxの基本操作を習得することが不可欠です。
② クラウド(AWS)
近年、クラウドサービスの需要が高まり、特にAWSは多くの企業で採用されています。AWSの知識を身に着けておくことで、クラウド環境でのシステム構築・運用に対応できるため、転職市場でも有利になると考えられます。
③ネットワーク(Cisco)
エンジニアとして業務を進めていく上では、ネットワークの基礎を理解する必要があります。また、企業のネットワークインフラを管理する際には、ルーターやスイッチの設定が必要となります。
④コンテナ技術(Docker)
アプリの仮想環境を簡単に管理するための技術で、開発環境の効率化に不可欠です。Dockerは、アプリの仮想環境を管理するための技術で、開発環境の効率化やデプロイの自動化に役立ちます。特に、クラウドエンジニアやバックエンドエンジニアには必須のスキルといえます。
<学習方法>
Linuxの基礎を学ぶには、LPIC(Linux技術者認定試験)の取得を目指すのが効率的です。資格勉強を通じて、Linuxの基本操作、ユーザー管理、ネットワーク設定などを体系的に学ぶことができるでしょう。
AWSの場合、AWS認定資格(AWS Certified Solutions Architect – Associateなど)の取得を目指すとよいでしょう。また、AWSの無料利用枠を活用し、実際にEC2(仮想サーバー)やS3(ストレージ)を設定しながら学ぶことで、より実践的なスキルを身につけられます。
ネットワークについては、CCNA(Cisco Certified Network Associate)という資格があります。CCNAの勉強を通じて、IPアドレス、ルーティング、スイッチングの基礎を学ぶことができます。また、Packet Tracer(シミュレーションツール)を活用して、ネットワーク機器の設定を実際に試してみるというのも有効でしょう。
また、Dockerを学ぶ場合には、まず公式ドキュメントを参考にしながら、Dockerのインストール、コンテナの作成、Docker Composeの活用を実践するのが効果的です。
3. その他の重要スキル
その他にもエンジニアには、バージョン管理、データベース操作、ITの基礎知識が求められます。これらのスキルを習得することで、開発やインフラ業務をスムーズに進めることができるようになるでしょう。
具体的には以下のような知識が必要です。
① Git/GitHubの基本操作
Gitはソースコードの変更履歴を管理するツールで、GitHubはコードの共有やチーム開発に不可欠です。オンライン学習サイト(ProgateやUdemy)で基礎を学び、実際にGitHub上でリポジトリを作成して練習しましょう。
② SQL(データベース操作)
SQLは、データの取得・管理に必要なスキルで、Web開発やデータ分析に欠かせません。MySQLやPostgreSQLの環境を作り、基本的なSQLコマンド(SELECT、 INSERT、UPDATE、 DELETE)を実践的に学ぶと良いでしょう。
③ 基本情報技術者試験
ITの基礎知識を体系的に学べる国家資格で、プログラミングやネットワーク、アルゴリズムの理解が深まります。参考書や過去問に加えて、オンライン講座を活用することで効果的に学習を進めることができます。
20代後半未経験者がIT転職を成功させるためのポイント

未経験者が20代後半からIT業界への転職を成功させるためには、いくつか注意すべきポイントがあります。
- 転職のための準備をしっかりする
- 企業選びを慎重に行う
- エージェントを活用して効率的に転職活動を行う
転職のための準備をしっかりする
20代後半からの未経験IT転職を成功させるためには、事前の準備が重要になります。
まず基本的なIT技術やプログラミング言語について学ぶ必要があります。独学で知識を学ぶ場合には、実践経験を組み合わせることで効率的な学習ができるでしょう。
ProgateやUdemyといったサービスを活用しながら学習を進める一方で、ポートフォリオを作成しGitHubにコードを公開するといった実務に近い活動を行うことが重要になります。
また、資格取得も転職時に有効な武器となります。基本情報技術者やLPIC、CCNAといった資格を取得することで、自身の知識と学習姿勢、意欲を企業の担当者に伝えることができます。
なお、独学での学習が難しい場合には、TechAcademyやDMM WEBCAMPなどのスクールを活用するという選択肢もあるでしょう。
企業選びを慎重に行う
20代後半・未経験からエンジニアを目指す際は、企業選びを慎重に行うことが成功のカギとなります。まず、未経験OKの求人を選ぶことに加えて、業界構造を理解することが重要です。
例えば、SESは客先常駐が多く環境が変わりやすい一方、自社開発企業は一貫した開発に関われるケースが多くなります。
また、いわゆるブラック企業にも注意する必要があります。未経験者を低賃金で酷使するような企業もあるため、給与や労働時間、残業の実態をしっかり確認しましょう。
その際には、OpenWorkや転職会議といったサービスで企業に関する口コミサイトなどをチェックし、離職率や労働環境に関するリアルな声を調べておくと実態を深く知ることができます。
さらに、研修やOJTが充実しているかどうかも重要なポイントです。未経験からでもエンジニアとして成長し、キャリアを切り拓いていくのに適した環境かどうかを確認することが重要です。
エージェントを活用して効率的に転職活動を行う
未経験からのエンジニア転職に限らず、社会人の転職活動においては転職エージェントを活用することが効率化につながります。転職エージェントは、履歴書・職務経歴書の添削、面接・ポートフォリオの準備、自己PRのアドバイスなど、様々な形で転職をサポートしてくれます。
また、一般には公開されていない求人情報を転職エージェントが持っているケースもあるため、自分一人で転職活動を進める場合より可能性を広げてくれるでしょう。
また、未経験からエンジニア転職をする場合、個人開発の成果や学習履歴をアピールすることも重要です。ProgateやUdemyで学んだ内容をまとめたり、簡単なWebアプリ(Todoリスト、掲示板など)を作成し、GitHubに公開することで、スキルや学習姿勢を証明することができます。エージェントと連携しながら、実務経験がなくても評価されるポイントを強化し、転職成功を目指しましょう。
未経験エンジニアの転職ならUnitas(ユニタス)
前述した通り、未経験からエンジニアへの転職を目指す際、転職エージェントの活用が効果的です。
中でもユニタスは、エンジニア特化型の人材紹介事業を展開しており、経験豊富なキャリアアドバイザーが、転職検討者をサポートしています。キャリア診断やプログラミングスクールとの連携によるリスキリング支援なども行っており、転職検討者を一気通貫でサポートすることが可能な体制となっています。
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そのため、20代後半で未経験からエンジニアを目指す人にとっては心強いパートナーとなり得るでしょう。
適切な準備とエージェント活用で20代後半・未経験からIT業界にチャレンジ
これまで解説してきたように20代後半からの未経験エンジニア転職には、適切な準備と努力が欠かせません。IT業界は慢性的な人材不足にあり、未経験者歓迎の求人も多く存在しますが、希望のキャリアを実現するためには、計画的な学習と実践が必要になります。
転職活動を成功させる上では、①スキル習得 ②実績作り ③転職活動の3ステップを意識することが重要です。まず、プログラミングやインフラ技術を学び、ポートフォリオを作成しましょう。その後、GitHubでコードを公開したり、資格取得をすることで、実績を示し、企業へアピールするための材料をつくるとよいでしょう。
また、信頼できる転職エージェントを利用することで、求人紹介や書類・面接対策のサポートを受けられ、転職成功率が向上します。しっかりとした準備を行い、エンジニアとしてのキャリアの第一歩を踏み出しましょう!