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ITエンジニアの面接で聞かれやすい質問と印象のよい回答

ITエンジニアの面接で聞かれやすい質問と印象のよい回答

エンジニアの採用では、経歴や資格だけでなく面接での受け答えやその内容も重視されます。聞かれやすい質問については面接官の意図を理解して、自分に合った好印象の回答を準備しておきましょう。
この記事では、エンジニア経験者・未経験者でそれぞれ聞かれやすい質問とその回答例を紹介します。企業に意欲をアピールできる逆質問についても解説しますので、IT業界で就職・転職にお役立てください。

ITエンジニアの面接で見られるポイント

入社後のミスマッチを防ぐため、ITエンジニアの面接では主に次のポイントが重視されます。

  • 向上心
  • 好奇心
  • コミュニケーション能力
  • 主体性
  • スキル

 

IT技術は日々進歩しているため、エンジニアにはアップデートやスキルアップが必要です。興味のある技術や資格取得・自己学習の経験などの質問などで、常にトレンドにアンテナを張る好奇心や新しい技術の習得に努める向上心をアピールしましょう。

また、エンジニアはチームでプロジェクトに携わることが多いため、コミュニケーション能力が欠かせません。面接では質問の意図を理解し、的確にわかりやすい回答を心がけましょう。プロジェクトでは自ら課題を見つけて改善を提案する主体性も求められるため、実際に体験したエピソードの中から問題が発生したときの対処法について話せるようにしておくことも大切です

経験者の面接は、未経験者に比べると技術的な質問も多くなります。入社後のミスマッチを防ぐためにも、得意分野や使用経験のある言語やツール、マネジメント経験などを事前に整理し、的確に伝えられるよう準備しておきましょう

面接ではこのほかにも、「社風に馴染めるか」「ビジネスマナーは問題ないか」「長期間会社に貢献してくれるか」など、さまざまな点がチェックされます。企業が求める人物像を意識し、しっかり対策をおこなったうえで面接に挑みましょう。

一般的な面接で聞かれる定番の質問

志望動機や自己PRなどは、ITエンジニアに限らず多くの企業で聞かれる定番の質問です。企業に貢献できる人物かを見極めるために重要な質問なので、応募先に合わせて回答を準備しておきましょう。

当社を選んだ理由を教えてください

志望理由は、「求職者の希望が企業の方向性とマッチしているか」や「志望度の高さ」などを知るために質問されます。「企業研究をしてきているか」「これまでのスキルをどう生かしたいのか」という点も見られるため、企業理念や事業内容、競合他社との違いなどを把握したうえで回答を準備しましょう

<回答例>

私は前職の営業で御社の製品を使用し、使いやすさや機能の豊富さに感銘を受けました。このことからIT技術の重要性を実感し、独学でプログラミングを学びました。私のこれまでの経験やユーザーとしての視点を生かし、ビジネスで役立つ製品開発に寄与したいと考え、御社を希望しました。

自己PRしてください

自己PRは求職者の強みを知るために質問されます。具体的なエピソードを交えて話すことで、面接官に伝わりやすくなります。また、面接の冒頭で聞かれることが多いことから、第一印象を決めるという点でも重要です。

<回答例>

私の強みは前職の営業で培った顧客折衝力です。
例えば、ある顧客とのプロジェクトでは、最適な提案をするために数回にわたりヒアリングを実施しました。この際、表面的な要望だけでなく潜在的なニーズも引き出すことで顧客の期待を超えるソリューションを提案することができました。
この強みを生かし、クライアントに寄り添えるエンジニアとして御社のシステム開発に貢献したいと考えています。

ITエンジニアの面接で聞かれやすい質問【経験者】

経験者の面接は開発現場の責任者が面接官に加わることが多く、これまでの経験や技術などを詳細に聞かれることがあります。自分のスキルを棚卸したうえで、回答を準備して面接に臨みましょう。

得意な業務は何ですか?

自社の業務に求職者の経験やスキルが生かせるか確認するための質問です。得意な業務を述べるだけでなく、どのような仕事で役立てたいかなどアピールしましょう。

<回答例>

私の得意な業務はシステム設計です。前職では顧客のニーズを分析し、それに基づいたアーキテクチャを設計するプロジェクトに携わりました。ユーザーエクスペリエンスを重視しながら、パフォーマンスやセキュリティにも配慮した設計を心がけた結果クライアントから高い評価をいただき、リピート案件にもつながりました。このスキルを御社のシステム開発に役立てたいと考えています。

今までどのようなプロジェクトに携わりましたか

これまで関わったプロジェクトや役割から、自社に必要な人材か見極めるための質問です。プロジェクトの概要とともに、担当した業務や成果について伝えましょう。なお、複数の経験がある場合はその旨を伝え、最もアピールしたいプロジェクトに絞って説明します。

<回答例>

これまで10以上のプロジェクトに携わってきましたが、直近ではテスト自動化のプロジェクトに取り組みました。Seleniumを用いてテストスクリプトを作成し、プロジェクトチーム全体で自動化テストを導入した結果、テスト時間を50%削減することに成功しました。

将来的なキャリアプランを教えてください

求職者の成長意欲や、希望のキャリアプランが自社のビジョンや文化とマッチするかを見極めるための質問です。

<回答例>

私はまずエンジニアとしてのスキルをしっかりと身につけたのち、マネジメントの分野に進みたいと考えています。最初の3年間はさまざまなプロジェクトに携わり、実務経験を積みながらチームワークを高める方法を学びたいです。その後、5年以内にはマネージャーとしてチームを率い、戦略的なプロジェクトを推進する役割を担いたいと思っています。

ITエンジニアの面接で聞かれやすい質問【未経験】

未経験者の面接では、前向きな姿勢やコミュニケーション能力が重視されます。わかりやすく答えるなど、回答の内容だけでなく表情や話し方にも注意しましょう。

エンジニアになりたいと思った理由を聞かせてください

エンジニアを目指した理由を通し、好奇心や向上心を評価する質問です。情熱の強さや興味のある分野を積極的にアピールしましょう。

<回答例>

ITエンジニアリングは、アイデアを具体的な形にする力が求められる分野だと思います。私は子どもの頃からものづくりが好きで、プログラミングを通じて自分のアイデアを形にできることに魅力を感じました。エンジニアとして、ユーザーのニーズに応える製品やサービスを作りたいと考えています。

今までに一つの目標として取り組んできたことを教えてください

求職者がどのように目標を設定し、達成のためにどんな努力をしたか知るための質問です。また、コミュニケーション能力やチーム内での主体性も問われます。未経験エンジニアは実務経験が少ないため、ほかの活動や経験から学んだり成長したことを具体的なエピソードで伝えましょう。

<回答例>

私は大学時代に大規模なイベントの企画を担当しました。チームメンバーと協力して、スケジュール管理や予算の調整をおこない、司会進行も担当しました。イベント当日はスムーズに進行し、参加者からも好評を得ることができました。
この経験から、複数のタスクを同時に管理する能力やチームとのコミュニケーションの重要性を学びました。

目標を達成する過程で、問題が起きたときどのようなアプローチをしましたか

主体性、行動力など問題解決能力の高さを知るための質問です。

<回答例>

先ほど申し上げたイベントでは、1週間前に会場の変更が必要になるトラブルが発生しました。迅速にチーム全員に情報を共有して代替施設を探し、プログラムも変更しました。さらに、参加者に円滑に情報提供するため、メールやSNSを通じてリアルタイムで更新をおこないました。この結果、大きな混乱もなく無事にイベントを実施することができました。

興味を持っているwebサービスやITの領域を教えてください

興味のある分野や好奇心の強さを知るための質問です。回答では業界への理解や熱意をアピールしましょう

<回答例>

私はAIチャットボットやカスタマーサポートの自動化に興味があります。ユーザーの問い合わせにリアルタイムで応答できる技術が進化しており、これにより企業が効率的に顧客対応をおこなえる点に魅力を感じています。御社はこの分野に強みがあり、自分自身もさらなる技術革新の一端を担いたいと考えています。

エンジニアになるためにどんな勉強をしていますか

どのようなスキルを持っているかだけでなく、主体的に学ぶ姿勢を知るための質問です。

<回答例>

現在、PythonとJavaScriptのオンラインコースを受講しています。趣味でウェブアプリを開発しており、ReactやFlaskを使い、ユーザー登録機能やデータベース連携を実装といった実践的なスキルを磨いています。

今後どのような業務に携わりたいですか

スキルや向上心をチェックする質問です。具体的な業務内容や目標を示し、意欲をアピールしましょう。

<回答例>

私は、クラウド技術を利用したシステムの設計や開発に携わりたいです。特に、AWSやAzureを用いたインフラ構築や、マイクロサービスアーキテクチャの実装に興味があります。スケーラビリティや可用性の高いシステムを作ることで、企業の成長をサポートする役割を果たしたいです。

ITエンジニアの面接で聞かれやすい質問【逆質問編】

面接の最後には「何か質問はありますか?」と聞かれることが多いです。企業に意欲を示せるチャンスなので、必ず質問しましょう。ただし、ホームページや会社説明で分かる質問は情報収集スキルが低いと判断されるため、聞く内容には注意が必要です。

入社までに身につけておくべきスキルはありますか?

スキルアップの意欲をアピールできる逆質問です。この質問により、企業が求めるスキルや知識がわかり、入社後の業務に対する具体的な期待や自分の準備状況を確認できます。また、必要なスキルや自己成長の方向性がわかるため、入社までの学習計画が立てやすくなります。

私と近い年齢の方は、どのような活躍をされてますか?

自分と同世代の人の仕事内容やキャリアを知ることで、入社後の働き方やどのように成長できるかなどをイメージしやすくなります。また、自分も活躍している人に追いつきたいという、前向きな姿勢もアピールできます。

現場で働いていて感じる御社の強みは何ですか?

企業の強みや特色を具体的に理解して自分の価値観や目標と合うかを確認できるとともに、面接官の話しぶりや表情などから会社への満足度や働きやすさをうかがい知ることができます。また、企業に対する関心の高さもアピールできます。

ユニタスはエンジニアの転職をサポート

エンジニアが転職を成功させるには、自分に合った企業選びやキャリアの棚卸、面接練習など多くの準備が必要です。行き詰まりや不安を感じたらユニタスに相談してみませんか?

ユニタスはエンジニア特化型の転職エージェント。求職者の適性に合わせ、ソフトウェア(IT/Web系)はもちろんハードウェア(機械・ものづくり系)企業への転職支援をおこなっています。

また、未経験エンジニアを対象に、キャリア診断やリスキリング支援なども実施。「未経験エンジニアを育成するエコシステムの構築」を目指し、一気通貫してサポートします。

エンジニアの面接は自分の魅力を伝えるための準備が大切

企業と求職者のミスマッチを防ぐため、エンジニアの面接では希望のキャリアプランや興味のある分野、関わってきた業務に関して聞かれることが多いです。特にエンジニア経験者は技術的な質問が多い傾向にあるため、これまで身につけてきたスキルを整理しておきましょう。

さらに、技術や知識だけでなく意欲やコミュニケーション能力も重視されます。志望理由や自己PRといった質問も軽視せず、自分の魅力を伝えられる回答を準備して面接に挑みましょう。

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