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新卒1ヶ月で「辞めたい」と感じたら——早期離職の判断軸4つ|新社会人・第二新卒向け

新卒1ヶ月で「辞めたい」と感じたら——早期離職の判断軸4つ|新社会人・第二新卒向け

連休が明けて、いつもの通勤路に戻った朝。電車のドアが開いて、会社の最寄り駅のホームに足を踏み出した瞬間——胸の奥がほんの少し、重くなった。

そんな感覚を、覚えていませんか。

入社や転職、異動から1〜2ヶ月。仕事にも少しずつ慣れてきて、人間関係もなんとなく分かってきた。それなのに、「思っていたのと違うかもしれない」「ここで働き続けて大丈夫だろうか」という違和感が、ふいに頭をよぎる。GWで一度離れた職場に戻ってきたいま、その感覚はむしろ強くなっているかもしれません。

ただ、その違和感を誰かに話そうとすると、言葉が出てこない。「甘えなのかな」「みんな最初はこうなのかな」と、自分の感覚に蓋をしてしまう——そんな状態ではないでしょうか。

この記事では、「辞めるか続けるか」を急いで決める前に、いま感じている違和感を判断軸に分けて整理する方法をお伝えします。決断を迫るためではなく、モヤモヤの正体を見つけて、少し呼吸を整えるための整理です。

「新卒1ヶ月で辞めたい」と感じるのは、実はよくあること

「新卒 1ヶ月 辞めたい」というキーワードは、ゴールデンウィーク明けから6月にかけて検索されやすい時期を迎えます。それだけ多くの新社会人や第二新卒が、入社からひと月ほど経ったタイミングで似た違和感にたどり着いている、ということでもあります。

決して、特別な感覚ではないのです。

厚生労働省が2025年10月に公表した「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」によれば、大学を卒業して就職した人のうち、3年以内に離職する人の割合は約33.8%。新卒で就職した人のおよそ3人に1人が、3年以内に最初の会社を離れている計算になります。

もちろん、この数字を見て「だから辞めてもいい」と背中を押されるわけではありません。ただ、「合わないかも」と感じることは、決して珍しい感覚ではない——その事実を一つの安心材料として持っておくと、判断はずっと冷静になります。

5月後半に違和感が表面化する理由——GWで現実感が戻る心理

入社直後の数週間は、研修や挨拶回り、新しい環境への適応で頭がフル回転しています。情報量が多すぎて、自分の感情を観察する余裕がない時期です。

ところが、ゴールデンウィークで一度仕事から離れると、いったん停止していた「自分の感覚」が動き出します。家族や旧友に会って学生時代の自分を思い出したり、ふだんは見ない朝のテレビを眺めてぼんやりしたり——そうした時間のなかで、無自覚に押し込めていた違和感が、ようやく輪郭を持ち始めるのです。

連休明けに「行きたくない」が強くなるのは、気が緩んだからではありません。むしろ、自分の本音に気づける状態に戻った、というだけのことです。

「辞めたい」と「合わないかも」は別物

ここで一つ、整理しておきたいことがあります。

「辞めたい」と「合わないかも」は、似ているようで違う感情です。「辞めたい」は行動の意思に近く、「合わないかも」は観察に近い——いまの環境と自分のあいだに、何か噛み合っていない部分があると気づいた状態を指します。

検索窓に「新卒 1ヶ月 辞めたい」と打ち込んだとしても、実際の心の中身は「合わないかも」のレベルにとどまっている人がほとんどです。だからこそ、いますぐ結論を出す必要はありません。

より広い「なんとなく転職したい」段階のモヤモヤについては、こちらの記事も参考になります。

「すぐ辞めたい」気持ちと「続けたほうがいい」気持ちのあいだで

「すぐ辞めたい」気持ちと「続けたほうがいい」気持ちのあいだで揺れる——入社1〜2ヶ月の時期にいちばん苦しいのは、この板挟みかもしれません

ここでは、両方の極端に振れたときに起きやすいことを、フラットに整理してみます。

①早すぎる決断で後悔するパターン

「とにかく今の環境から離れたい」という気持ちだけで動いてしまうと、退職後に「何が嫌だったのか、自分でもうまく説明できない」という壁にぶつかることがあります。第二新卒として転職活動を始めても、面接で「前職を辞めた理由は?」と聞かれて答えに詰まる——よくあるパターンです。

違和感を「言葉」に変えないまま動くと、次の選択でも似た違和感に出会いやすくなります。

②我慢しすぎて消耗するパターン

一方で、「ここで辞めたら逃げになる」と自分に言い聞かせて、違和感に蓋をし続けるのも注意が必要です。最初は「気のせい」で済んでいたものが、3ヶ月・半年と経つうちに、朝起きるのがつらくなったり、休日も気分が晴れなくなったりと、別のかたちで表れてくることがあります。

「続ける選択」自体が悪いのではなく、「違和感を見ないまま続ける」ことに無理が出る、ということです。

どちらでもなく、「判断材料を揃える」という第3の選択肢

辞めるか、続けるか。この二択で考えている限り、答えは出にくいものです。

そこで提案したいのが、第3の選択肢——「判断材料を揃える」という時間の使い方です。同じ「合わないかも」でも、原因が違えば打ち手は変わります。次の章では、その違和感を4つの判断軸に分解していきます。

「判断材料を揃える」と言われても、自分一人だと何から手をつければいいか分からない——そんなときは、誰かに話しながら整理するのが、いちばん早い方法かもしれません。

灯野マナ
一人で抱え込む前に、灯野マナに話してみてね
「辞めたい気持ち」と「続けたほうがいい気持ち」のあいだで揺れているとき、第三者に話すだけで整理できることもあります。Unitas(ユニタス)のAIキャリアアドバイザー・マナに、まず話してみませんか?

早期離職の判断軸4つ——あなたの違和感はどれに近い?

「合わないかも」という違和感は、実は単一の感情ではありません。発生源によって、4つに分けることができます。一度に全部読もうとせず、「これ、自分の話かもしれない」と感じた軸でいったん立ち止まってみてください。

軸1

業務内容のミスマッチ——「思っていた仕事と違う」

最初に来やすいのが、業務内容そのものへの違和感です。

「もっと企画に関われると思っていたのに、実際は数字の入力ばかり」「顧客と話せる仕事だと聞いていたのに、社内資料の作成で1日が終わる」——求人票や面接で聞いていた仕事のイメージと、実際に任されている業務とのあいだに、ズレを感じている状態です。

ここで一度立ち止まりたいのは、「まだ任されていないだけ」なのか、「会社の体制として、その業務に近づくルートが用意されていない」のかという見極めです。前者なら、半年〜1年で景色が変わる可能性があります。後者なら、時間で解決はしません。

💡 判断のヒント

3年目・5年目の先輩がどんな業務をしているかを観察すること。先輩の姿が「自分の数年後」として受け入れられるなら、いまは助走期間と捉え直せます。そうでないなら、軸1は本物の違和感です。

軸2

カルチャー・人間関係のミスマッチ——「価値観が合わない」

次に多いのが、職場のカルチャーや人間関係への違和感です。

「飲み会への参加が暗黙のうちに評価される」「ミスを責める空気が強い」「成果より、長く席にいる人が評価されているように見える」——働く時間の長さよりも、その時間の質を左右するのが、この軸です。

ここで見極めたいのは、「特定の人との相性」なのか、「組織全体のカルチャー」なのかという違いです。直属の上司や同じチームの先輩との相性に起因しているなら、異動や担当変更で景色は大きく変わります。一方で、経営層からの方針として浸透している価値観が肌に合わないのであれば、部署を変えても同じ違和感が追いかけてきます。人間関係の違和感は、自分が我慢強くないからではありません。組織と自分の前提が違うだけの話です。

💡 判断のヒント

別部署の社員と話す機会を意図的に作ること。社内の異なる空気を吸ってみて、それでもなお馴染めない感覚が残るなら、組織全体のカルチャーが本当の発生源だと考えられます。

軸3

労働環境のミスマッチ——「働き方が想像と違う」

3つめは、労働時間や働き方そのものに対する違和感です。

「定時で帰れると聞いていたのに、毎日2〜3時間の残業が当たり前」「リモート可と書いてあったのに、実際は週5出社」「土日に業務連絡のチャットが飛んでくる」——勤務時間・場所・連絡のあり方など、生活設計の根本に関わる部分でズレを感じている状態です。

ここで見極めたいのは、「制度として無理がある」のか、「制度はあるのに運用されていない」のかという違いです。前者なら、本人の努力で変えるのは難しい構造の問題です。後者なら、上司や人事と話すことで改善の余地があります。

💡 判断のヒント

就業規則や入社時に渡された雇用条件通知書を、もう一度読み直してみること。求人票や面接で聞いた内容と、書面で約束されている内容と、実際の運用——この3つにズレがある場合、それは「自分が甘い」のではなく、会社側に説明責任があります。

働き方の違和感は、長時間労働で身体を壊す前の、早期警報でもあります。

軸4

成長環境のミスマッチ——「ここでは成長できない気がする」

4つめは、自分の成長やキャリアの先行きに対する不安です。

「単純作業の繰り返しで、半年後の自分の姿が想像できない」「同期は別部署で大きな案件を任され始めているのに、自分はまだ雑務中心」「教えてくれる先輩がいなくて、何を勉強すればいいかも分からない」——いまの環境にいることで、自分が前に進めていないと感じている状態です。

ここで見極めたいのは、「環境として成長機会が用意されていない」のか、「自分の焦りが景色を狭く見せている」のかという違いです。同期や同世代と比較して焦るのは、入社1〜2ヶ月の時期にはむしろ自然な感情です。一方で、3年目・5年目の先輩を見ても任せられている仕事の幅が広がっていないなら、それは構造的な問題かもしれません。

💡 判断のヒント

「3年後に身につけたいスキル」を一つだけ書き出してみて、いまの会社でそれが手に入る道筋が見えるかどうかを確認すること。道筋が見えるなら焦り、見えないなら環境の問題と整理できます。

ただ、「市場価値」や「成長スピード」という言葉に追い立てられて結論を急ぐと、判断材料が揃わないまま動くことになります。焦りそのものは自然な感情なので、それを材料の一つとして眺めるくらいの距離感がちょうどいいかもしれません。

ここまで、4つの判断軸を見てきました。

一つに絞れた人も、複数当てはまった人もいるかもしれません。複数の軸が当てはまる場合は、「自分が大事にしたい価値観そのもの」を言語化することが次の一歩になります。キャリアの軸の決め方については、こちらの記事で10の問いかけを使った言語化の方法をまとめています。

判断軸を整理したあと、何をすべきか

4つの軸のうち、自分の違和感がどこに近いか、ぼんやり見えてきたでしょうか。

ここからは「整理したあとに何をするか」の話です。先にお伝えすると、いきなり退職届を書く必要も、いきなり転職サイトに登録する必要もありません。

情報を集めるフェーズに入る

最初に取りかかりたいのは「情報収集」です。

ここで言う情報収集は「すぐ転職活動を始める」という意味ではなく、辞めるか続けるかを決めるための判断材料を集めるフェーズに入る、という意味です。

具体的には、社内で異動の選択肢があるかを調べる、3年目・5年目の先輩に話を聞いてみる、転職サイトで似た条件の求人を眺めてみる、第二新卒として動いた知人の話を聞いてみる——特段、退職を決めなくてもできる行動です。

情報が増えると、判断は自然に固まり始めます。「やっぱりこの会社で別の道を探したい」と思うかもしれませんし、「もっと自分に合いそうな環境がありそう」と思うかもしれません。どちらに転んでも、いまよりは納得感のある選択ができるはずです。

焦って退職届を出すよりも、まずは1〜2ヶ月、情報を集める時間として使ってみる——それだけで、見える景色は変わります。

第二新卒市場が動き出すタイミングと、焦らない判断

第二新卒として動き出す市場には、年間で大きく2つの山があります。年明けから3月にかけて、そして夏のボーナス支給後の7〜9月です。企業側も「第二新卒採用」を意識して動くこの時期に、求人が増える傾向があります。

ただし、これは「この時期までに動かないと損する」という話ではありません。むしろ逆で、市場の波を知っておくと、「いま情報収集に時間をかけても、動き始めるタイミングは間に合う」という安心が持てます。

入社1〜2ヶ月の段階で、今すぐ何かを決める必要はありません。情報を集めながら、次の波に向けて準備しておく——その選択肢を、頭の片隅に置いておいてください。

市場のタイミングについては、5月に動く判断基準をまとめた別記事もあわせて参考にしてみてください。

一人で抱え込まず、第三者に話してみる

判断軸の整理は、一人でやると意外と進みません。頭の中で同じ考えがぐるぐる回ってしまったり、感情と分析が混ざって整理しきれなかったり——そんな経験、ありませんか。

親や友人、先輩に相談するのも一つの手ですが、身近な人ほど「あなたを心配する立場」にいる分、「もう少し我慢したほうがいい」「そんな会社、すぐ辞めたほうがいい」とアドバイスがどちらかの極に振れやすいもの。どちらも善意ですが、判断材料としては偏りがちです。

その点、キャリアアドバイザーのような第三者は、あなたの身近な人間関係から離れた立場で話を聞きます。第二新卒の事例を多く見ているため、違和感の整理を手伝うのにも慣れています。

転職を決めていなくても、相談だけで構いません。むしろ、決めていない段階で話したほうが、選択肢を広げやすくなります。

まとめ|「辞める/続ける」の前に、違和感を4つに分けてみる

入社1〜2ヶ月で感じる「合わないかも」は、決して特別なことではありません。けれど、そのモヤモヤを抱えたまま「辞めるか/続けるか」の二択で考え続けると、判断はかえって難しくなります。

ここまでお伝えしてきたのは、違和感を4つに分けて整理する、という時間の使い方です。最後に、4つの軸と最初の一歩を表にまとめます。

あなたの違和感 次の一歩
軸1:思っていた仕事と違う(業務内容) 3年目・5年目の先輩の業務を観察する
軸2:価値観が合わない(カルチャー・人間関係) 別部署の社員と話して、組織全体の空気を確かめる
軸3:働き方が想像と違う(労働環境) 就業規則・雇用条件通知書を読み直す
軸4:成長できない気がする(成長環境) 3年後に身につけたいスキルを一つ書き出す

どの軸も、いま退職を決めなくてもできる行動です。判断材料を集めながら、自分の納得できる選択に近づいていけば十分です。

もし心や身体にサインが出ているなら

最後に一つだけ。朝、身体が重い日が続いていたり、休んでも疲れが取れない感覚が残っているなら、判断軸の話よりも先に、コンディションを整える時間を優先してみてください。週末の予定をいったん空ける、SNSや通知をしばらく遠ざける、信頼できる人に最近の様子を話してみる。それだけでも、見え方は変わってきます。

「辞めるか続けるか」の判断は、自分の状態が落ち着いたあとのほうが、ずっと正確にできます。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

このメディアを運営しているUnitas(ユニタス)は、20〜30代の若手社会人を中心にサポートしている転職エージェントです。「急かさないこと」を大切にしていて、判断材料が揃わないうちに動くことの怖さも、我慢しすぎて消耗することの怖さも、両方を知っている第三者として、まずは話を聞かせてもらえたらと思っています。

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■ 出典・参考資料

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」2025年10月公表

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